東海大学

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理学部

神奈川

基礎学力の充実と豊富な実験・実習で培われる論理的思考力・創造力・実践力で社会へ飛躍

募集人数:320

初年度納入金:161.32 万円(入学金20万円、授業料他 含む)

※初年度納入金には、教材費など消費税のかかる金額が含まれる場合があります。 前年度実績で記載されている場合、含まれる税率が異なることがありますので、 正確な金額については各学校にご確認ください。

学科・コース名 募集人数
数学科 80
情報数理学科 80
物理学科 80
化学科 80

東海大学 理学部の特長

数学科

数学は代数学、幾何学、解析学、確率・統計などさまざまな分野に分けられることがありますが、それらは奥深いところで相互につながっています。本学科では基礎から現代数学を有機的に学ぶことができるように、幅広い分野を順序立てて、かつ横断的に学べるよう、カリキュラムを構成しています。
1年次では、高校数学から大学数学への移行がスムーズに実施できるように「入門ゼミナール」を設定し現代数学への橋渡しと位置付けています。この科目は、講義形式と少人数形式の両方を取り入れた授業を行っています。また、「微分積分学」、「線形代数学」は現代数学を学ぶための土台であることを意識し、専門性に対応できる能力の育成を始めます。例えば、微分積分学では、極限の概念などについて正確な定義を学び、計算技術に終わらないように、その基にある原理原則について理解を深めます。
2年次では、専門への導入として、代数学・幾何学・解析学・統計学の「序論」を学びます。専門分野がどのようなものかを理解し、その先に学ぶ内容との関連を意識しつつ理解度の定着を図るために、論理的・抽象的な議論及び具体例を通した演習を織り交ぜながら展開していきます。
3年次では、これまでに学んだ数学を最大限に活用して現代数学を学びます。学生の興味や適性に応じて、環論と体論、多様体論やホモロジー論、関数解析やフーリエ解析などの科目を選択します。より深い数学の世界を味わえるように科目も多岐にわたり開講しています。
4年次では、卒業研究である「数学研究」、「数理科学演習」を履修し、専門分野をさらに深く学びます。また、数学の英語の本(洋書)を読めるように「SEMINAR」を履修します。少人数ゼミ形式を採用し、自ら学習し自ら発表し先生や仲間と議論することにより理解を深めていきます。そして自由な精神のもとに数学に対する研究心を持ち続け、現代社会のさまざまな分野において数学特有の論理的思考法で諸問題に対処できる人材を育てています。

情報数理学科

数学と情報が融合した最先端の理論が学べる本学科では、「数学」と「情報」の2つの教員免許が取得できます。代数や幾何、解析、確率・統計といった伝統的な数学と、コンピュータとともに発達してきた新しい数学、そして実践的なITスキルを学べるのが特長です。広い視野を持ち、「数理的センス」と「コンピュータ・サイエンスの力」を備えた人材を育てています。

物理学科

物理学科では、自然の複雑な現象を解明するための基礎的な物理理論や実験技術を学びます。古典力学から量子力学まで、幅広い知識を身につけることができ、それを支える数学的思考力も養成されます。また、現代の物理学はコンピュータを駆使した解析やシミュレーションも欠かせないため、プログラミングスキルも習得することが可能です。
具体的には、1年次では、高校で習得した物理学の知識を基盤に、古典力学や基本的な実験科目を通じて大学レベルの物理学への移行を目指します。2年次には、物理学の基本領域である電磁気学、熱力学、量子力学などをしっかりと学習します。これらの領域をマスターすることで、物理学の幅広い分野に対する理解が深まります。また、専門的な内容の実験科目を通して、測定機器の取扱いやレポート作成、プレゼンテーションの方法について学びます。2年次後半と3年次にかけては、基本知識を応用した学問領域、例えば相対性理論、凝縮物理、原子・分子物理、宇宙物理学、素粒子物理学などのより発展的なトピックを探究します。4年次では、卒業研究を行い、担当教員の指導のもとで学んだ知識をフルに活用し、研究成果を論文として作成・発表し、4年間の学びの集大成となります。
中学校・高等学校の理科教員の免許を取得するためのカリキュラムも提供されています。教職に就くことで、若い世代に物理学の魅力を伝え、次代の科学者を育成する重要な役割を果たすことができます。
このような教育内容から、卒業生は高度な問題解決能力を持つと共に、多角的な視点で物事を捉える力を身につけます。物理学の知識は基礎的なものでありながら、実社会での応用範囲は非常に広いのが特徴です。実際のキャリアパスを見ても、その幅広さがうかがえます。製造業や情報通信業では、研究開発の現場で活躍する卒業生が多数います。IT分野では、物理学の数学的背景を活かしてシステムエンジニアやデータサイエンティストとして働くチャンスも広がっています。さらに、金融や証券分野では、複雑なデータの分析に物理学の知識が役立つことから、アナリストとしての道も開かれています。技術コンサルタントや特許エージェントといった専門的な職種でも、物理学の豊富な知識が強みとなります。教育機関や研究機関では、次世代を担う学生たちの教育や研究に従事することも可能です。
物理学科での学びは、多岐にわたるキャリアを実現するための土台を築くものです。みなさんの可能性を最大限に引き出すための場所、それが理学部物理学科です。

化学科

1年次は高校と大学の橋渡しとなるカリキュラムを含み、高校までの化学を振り返りながらより専門的で高度な化学の学びをスタートします。2年次は、化学の基幹分野である有機化学、無機化学、分析化学、物理化学を基礎として学び、化学のあらゆる分野に対応できる知識や思考力を身に付けます。これら4つの基幹科目の応用となる高分子化学、無機材料化学、環境化学、量子化学、生化学などを2年次と3年次に学び、自分の興味や関心に合致する分野をより深く掘り下げていきます。
化学科では実験科目が非常に多いという特長があります。1年次に行う基礎的な化学実験の後、2年次と3年次に有機・無機・分析・物理化学の4つの基幹科目それぞれの専門的な実験に取り組むことで、さまざまな知識を「知っている」という状態から「実際に体験したことがある」に変えていきます。化学科では充実した設備や実験テーマを備え、学生全員が数多くの反応や法則を自分の手で試すことができ、論理的思考力、知識を応用する柔軟な思考、現象への洞察力を磨くことができます。
基幹科目をしっかりと抑え、それらの応用を深めた後、4年次に卒業研究に取り組みます。化学科では4つの基幹分野を専門とする教員をバランスよく配置しており、学生各自の希望を最大限に叶えた卒業研究を行うことができます。卒業研究はこれまで学んだことの集大成であり、持っている知識を総動員して実験計画を作り、実験によって得られた結果から多くの情報を読み取って考察し、論理的かつ柔軟な思考により研究を次のステップへと進め、これを繰り返すことで総合力を向上させます。
卒業後は製造業や技術職などで化学を生かした仕事に就く割合が多いです。化学は化学系の企業だけでなく、電気や機械などさまざまな分野の企業においても必要とされることから、就職実績は工学部と比較的近いものとなっています。専門性をさらに生かすために大学院に進学する学生も多く、大学院で最先端の研究経験を積み、高度なスキルを生かした就職をしています。また、中学校と高等学校の理科の教員免許を取得し、教員になることも可能です。化学教育の研究を行うなど教員養成にも力を入れており、これまで数多くの教員を輩出してきた実績があります。

講義・演習と実験・実習

理学部の4学科では、多様な講義・演習で論理的思考力を鍛え、豊富な実験・実習を取り入れ、実際に自分の手を動かして学ぶことで柔軟な発想力と創造力を育成します。教員と触れ合う機会も多く、学びの疑問点や自分の意見を直接先生にぶつけることができます。

取得できる資格

【数学科】中学・高等学校教諭一種免許状(数学)
【情報数理学科】中学校教諭一種免許状(数学)、高等学校教諭一種免許状(数学・情報)
【物理学科・化学科】中学・高等学校教諭一種免許状(理科)
【化学科】中学・高等学校教諭一種免許状(理科)、毒物劇物取扱責任者
【4学科共通】司書、司書教諭、学芸員   
※すべて国家資格

受験資格が得られるもの

【化学科】 甲種危険物取扱者、作業環境測定士、建築物環境衛生管理技術者
※すべて国家資格

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