心理学部
東京
科学的アプローチを基盤にした実践力を身につけ、心のエキスパートになる
募集人数:285
立正大学 心理学部の特長
臨床心理学科:心の健康や心理支援について学ぶ
臨床心理学の特徴は、心理学という学問の特徴である科学的なエビデンスと数値にはなかなかできない人と人との出会いや個人のナラティブといった個別性、その両方を重視するところにあります。それらを基盤に、専門性に基づくカウンセリングの知識や技術を用いた援助を追求していきます。
臨床心理学科の学修テーマは「心をみつめ、支える力」を身につけることです。「心をみつめる力」は、専門用語でアセスメントと言います。対象にあったアセスメントの方法を選択し、情報を収集、目の前の人が抱えている悩みや苦痛の背景について理解する力です。「支える力」とは、カウンセリングの技法です。その一つは、目の前の人に耳も心も傾けて聴けること、いわゆる傾聴技法です。人が安心して語れるように聴くことは案外と難しく、専門的なスキルが必要です。また、「支える力」には悩みや問題の理解・対処に役立つ専門的知識を提供できることも含まれます。例えば、臨床心理学にはリラクゼーションという心をリラックスさせるための方法があり、災害時など、多くの人が心理支援を必要とする状況では、こうしたメンタルヘルスに関する専門的知識を提供することも心の支援につながります。身につけた力は、専門職だけでなく、さまざまな対人援助の現場、日常生活におけるメンタルヘルス等、幅広く活かすことができます。
対人・社会心理学科:対人関係のしくみや実践的な対人スキルを学ぶ
対人・社会心理学の特徴は、周囲の他者の存在や、社会・文化といった個人を取り巻く「状況」に注目して、人々の行動を理解・説明することです。そうした「状況」から人々の認知や判断が影響を受けるプロセスを、調査や実験を通して得たデータから客観的に読み取ることを通して、人と人、人と社会の関わりを分析し、「こころ」のメカニズムを解き明かしていきます。
対人・社会心理学科では、リサーチスキルと対人関係を良好にするスキルを学ぶ「スキル系」科目を基盤に、『自分と他者を理解する力』『人づきあいを円滑にする力』『社会を動かす力』を身につけます。対人・社会心理学科で身につく三つの力とリサーチスキルは、社会や時代の移り変わりに柔軟に対応していくことを可能にします。2025年度から、対人・社会心理学の理論や知識を現実場面の問題に応用し事態の改善を試みる「アクションリサーチ科目」も開設され、社会で活きる心理学を実践していきます。
臨床心理学科:幅広い進路で活かせる、心を理解し支える力を身につける
教員の多くが公認心理師や臨床心理士の有資格者です。経験豊かな教員のもと、実践力を養う最適な環境が整っています。
臨床心理学科に特徴的な実習科目として、「心理的アセスメント」「ピア・サポート」「心理演習」「心理実習」などの科目があります。「心理的アセスメント」では、性格検査や知能検査など各種心理テストに実際に触れ、心理アセスメントの理論や方法を学びます。「ピア・サポート」では、ロールプレイなどの実習を通して他者を支えるスキルや姿勢について実践的に学びを深めます。公認心理師の学部カリキュラムに含まれる科目である「心理演習」「心理実習」では、仮想事例の検討などを通して心理支援のための知識やスキルを学び、心理職が実際に活躍する学内外の施設への見学を含めた実習を行なっていきます。
2025年度からは「メンタルヘルス・プロモーション科目」など、一般企業の人事や福祉施設職員といった心理支援専門職以外の進路にもつながる科目がさらに充実。自分の進路に合わせた学びを選択できます。
対人・社会心理学科:体験型の授業で、対人スキルやリサーチスキルを身につける
教員は、心理学界で活躍する博士号取得者です。最新の研究結果を交えた授業が行われ、どのようなテーマであってもエキスパートに出会えます。
対人・社会心理学科では、『自分と他者を理解する力』『人づきあいを円滑にする力』『社会を動かす力』に『スキル系』を加えた4領域から学びが構成されています。 対人・社会心理学科に特徴的な実習科目として、「プレゼンテーション・トレーニング」「対人スキルトレーニング」「リーダーシップトレーニング」「社会心理調査実習」があります。トレーニング科目では、対人・社会心理学の知識を実践し、社会の改善に役立てていくために必要となる「スキル」を磨きます。また「社会心理調査実習」では、グループでテーマを決め、調査票を作成し、データを収集し、解析し、プレゼンテーションをしたり報告書にまとめたりします。この実習によってリサーチスキルを体得します。
取得できる資格
【臨床心理学科】認定心理士 中学校教諭一種免許状(社会)〈国〉 高等学校教諭一種免許状(公民)〈国〉 他 【対人・社会心理学科】 認定心理士 社会調査士 他
目標とする資格
【臨床心理学科】公認心理師〈国〉 臨床心理士 (大学院心理学研究科臨床心理学専攻を修了すると受験資格が得られます)【対人・社会心理学科】認定心理士 社会調査士
「心理学部」として首都圏で最初に開設、伝統と実績を基盤に心のエキスパートの養成を目指す
心理学部では、心理学分野における「モラリスト×エキスパート」を養成することを教育目標にしています。臨床心理学科では、心の支援に関する知識や技術の学びのために、公認心理師・臨床心理士の有資格者の教員が、現場での経験に基づく講義・演習を展開します。対人・社会心理学科では、人と社会に目を向けた心理学を追究し、社会におけるコミュニケーション力を高める心理学を学びます。
学部の特徴
立正大学心理学部の第1の特徴は、2002年に、首都圏で最初に開設された「心理学部」であることです。文学部や社会学部のなかにある1つの学科ではなく、「学部」として開設されて20年が経ち、さまざまなノウハウを蓄積してきました。第2の特徴が教員数の多さです。心理学部には臨床心理学科に21名、対人・社会心理学科に13名、合計34名の 専任教員が在籍しています。それぞれの分野のエキスパートに出会うことができます。第3の特徴は、立正大学心理学部には、さまざまな専門家がそろっているため、心理学について広く・深く学べるカリキュラムと環境が整っているということです。開設されている専門科目の種類や数は多岐に及んでいます。
大学院
〈心理学研究科〉修士課程(臨床心理学専攻、対人・社会心理学専攻)・博士後期課程(心理学専攻)
心理学研究所
心理学部開設と同時に発足した心理学研究所。心理学に関するあらゆる問題について研究を進める機関です。
キャリアサポートセンター
2023年度から在学生の就職活動をサポートする新たな取り組みが始まります。
●就職活動時により実践的に活用しやすい学びを目指す「課題解決型インターンシップ」
このほか企業の担当者による「業界研究会」、就職活動に有利とされている各種資格の対策講座「スキル開発講座」なども充実しています。また本学には専門のキャリアカウンセラーが常駐しており、進路や就職について対面・オンラインいずれでも相談することが可能です。
立正大学 心理学部の入試情報
立正大学 心理学部の問合せ先
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03-3492-6649 (入試センター)