高1スタンダードレベル英語<文法・読解編>

代名詞

代名詞とは、「代わり」となる「名詞」、つまり一度出てきた名詞について、繰り返しを避けるために用いる表現を指します。 いろいろな種類がありますが、ここでは特に使い分けが紛らわしいit / one / ones / that / thoseについて考えましょう。

●既出の名詞「そのもの」を<the+名詞>で繰り返す場合はit
If you find a pen, you can use it.(ペンを見つけたら、それを使っていいですよ)
→この場合の「それ」は、見つけたペンのことを指していますので、you can use the pen.と言いたいのです。 itは既出の単語を<the+名詞>の形でただ繰り返すだけでなく、既出の名詞そのものを指す場合に用います。

●既出の可算名詞を繰り返す場合はone / ones
①既出の可算名詞を<a/an+名詞>で繰り返したい場合:one
I need a pen. Do you have one?(ペンが欲しいです。持っていますか?)
→この場合の「ペンを持っていますか?」は、どのペンと指定しているわけではなく、どれでもいいから「1本の」ペンということで、Do you have a pen?と言いたいのです。既出の可算名詞を、<a/an+名詞>の形で繰り返したい場合には、oneを使います。

②既出の可算名詞を<複数形>で繰り返したい場合:ones
I have a blue pen, but I need some red ones.(青いペンを1本持っているが、赤いペンも何本か必要だ。)
→この場合の「赤いペンも何本か必要だ」はI need some red pens.です。既出の可算名詞を、<複数形>で繰り返したい場合には、onesを使います。onesには基本的に今回のsome redのように修飾語がつきます。

●既出の名詞を<the+名詞>の形で繰り返す場合はthat / those
既出の名詞を<the+名詞>で繰り返す場合に使うという点ではitに似ていますが、thatやthoseはitと違い、既出の名詞そのものを表すのではなく、単純に機能的に既出の名詞を繰り返したい場合に用います。

The population of China is much larger than that of the United States.
(中国の人口は、アメリカのそれよりもはるかに多い。)

この場合の「それ」はthe population of the United Statesです。もちろん中国の人口とアメリカの人口は別物ですので既出の名詞そのものを表すitで代用はできません。 ここでは、既出のthe populationという単語を機能的に繰り返したいのです。 また、繰り返す語が複数形であれば、thoseを用います。

Her feelings were those of a young girl.(彼女の感情は少女のような感情であった)

「少女の感情」は、the feelings of a young girlです。既出の単語を<the+名詞>で機能的に繰り返します。ここでは複数形で繰り返したいので、thatではなくthoseとなります。

対象が2つ 対象が3つ以上
both:両方とも〔複数扱い〕 all:すべて〔複数扱い〕
each:(1つ1つ)すべて〔単数扱い〕
either:どちらか一方〔単数扱い〕 any:どれも〔単数扱い〕
neither:どちらも~ない〔単数扱い〕 none:どれも~ない

※noneは複数扱いの場合と単数扱いの場合があります。

Both of my parents were born in Tokyo.「私の両親は2人とも東京で生まれた。」
All of the members were born in Tokyo.「メンバーは全員東京で生まれた。」
Either of them is OK.「どちらでもけっこうです」
Neither of them speaks English.「2人とも英語を話しません。」
None of my friends were there.「私の友人のうちだれもそこにはいなかった。」

複数のものが出てきたときに登場するone / another / the other / the others。
紛らわしく、イマイチ使い方がわからない場合は、まずは「冠詞」セクションでaとtheの違いを確認してみてください。

不定冠詞(a/an)と定冠詞(the)を使い分けるコツは、「何を指しているか相手がわかるかどうか」でしたね。相手が何を指しているかわからないものを「1つ」登場させるときにはa/an、相手が何を指しているかわかるものを登場させるときにはtheを使うのです。

●theは「残り全部」を表す

● (one) ○(the other)
→1つ目は常にoneです。この場合の2つ目は、1つしかないので「何を指しているかわかる」ため、他のものを表すotherに「何を指しているかわかる」theがつきます。このように、「残り全部」を示す場合は、何を指しているかわかるため、theをつけます。

●(one) ○(another) ▲(the other)
→1つ目は常にoneです。ところが今回は複数(○と▲)ある中から2つ目を選ばねばなりません。どちらを選ぶにせよ、選択肢が複数あるため、「何を指しているか」を決められません。そのため、複数ある中からもう1つ選ぶ場合はtheではなくanをつけたanotherとなります。最後の1つは「残り全部」ですからthe otherですね。

●(one) ○(another) ▲▲(the others)
→1つ目と2つ目の考え方は先ほどの通りです。「残り全部」が複数になる場合は、the othersとなります。

●●●(some) ○○○(others) ▲▲(the others)
→「1つ」ではなく複数を選ぶ場合はsomeを用います。では残りについて考えてみましょう。複数ある中から「1つ」選ぶ場合はanother、「残り全部(複数)」を選ぶ場合はthe othersでしたね。それでは、「残り全部ではないけれど複数」を選ぶ場合はどうなるでしょうか。他のものを複数選ぶのでothers、でも今回は「残り全部」ではないのでtheはつきません。

He has two sons: one is in New York, the other is in Tokyo.(彼には2人の息子がいて、1人はニューヨークにおり、もう一人は東京にいる)
→息子は2人ですので、1人目はone、「残りの1人」はthe otherですね。

Some enjoyed shopping, and the others enjoyed sightseeing.(何人かは買い物を楽しみ、残りの者は観光を楽しんだ)
→はじめに複数を指す場合にはsome、othersにはtheがついていますから、「残り全員」が買い物をしたことになります。

Some like winter, and others like summer.(冬が好きな人もいれば、夏が好きな人もいる)
→複数の人が冬を好んでいるわけですが、それ以外の残り全員が夏を好きなわけではありませんから、othersにはtheがついていません。

志望校合格に役立つ全機能が月額980円(税抜)!!

いかがでしたか?
正直なところ解説を読んだだけではスッキリよく分からない方もいるかもしれません。
そういう方もまったく悩む必要はありません。

英文法は、読解も含めてすべての英語の勉強の土台となります。英文法の勉強では、参考書や問題集をいきなり丸暗記するのではなく、まずはしっかりと「考え方」を理解して、ひとつひとつ身に付けていきましょう。
 
英文読解も、必要とされるのは、中学~高1で習う基本的な英文法の積み重ねです。そこで出てくる分からない箇所を重点的に繰り返す、自信のない場合はもう一度基礎に戻る、という反復が必要です。また言語ですので音読はかかせません。

  スタディサプリでは「授業を聞いて理解」した上で問題を解くことができるようになります。また、巻き戻しもできますし同じ授業を何回でも見られるので、理解できないまま置いていかれるということはありません。ぜひお試しください。
また学年別に、基礎/ 応用 / 発展の3レベルの講義動画をラインナップしていますので、分からなければ基礎に戻る、理解を深めたければ応用や発展に進む、ということがいつでも可能です。 それぞれの目標や目的に最適なレベルが選択できますので、つまづきや苦手克服を解消でき、確実に実力がアップしていきます!

志望校合格に役立つ全機能が月額980円(税抜)!!