焦りは禁物!受験に間に合わないと感じた時の対処法

「過去問を中心に解く追い込みの時期なのに、受験科目の基礎である教科書・参考書すら解き終わっていない」など、受験日が近づくにつれて、焦りを感じる受験生も多いかと思います。しかし、受験直前だからこそ自分自身の勉強の進捗状況を客観的に把握し、試験日から逆算してスケジュール管理をしていくことが大切です。そこで今回は、スタディサプリのコーチたちに「間に合わない」と感じた時の対処法と心構えについて教えてもらいました。

受験に「間に合わない」と焦りを感じたのはどんな時?

具体的な対策法を聞く前に、まずコーチたちにどんな時に「間に合わない」と感じたかを聞いてみました。

学校で有機の授業が終わったのがセンターの直前だったので焦りました。

自分では第1志望に間に合うペースで勉強しているつもりだったのですが、10月ごろ担任の先生に「大丈夫か?」と心配され、自分のペースでは間に合わないのではないかと思いました。

「自分は大丈夫」と思っているところを周囲に心配されてしまうと、余計に不安に感じてしまいますよね。自分を思いやっての一言とわかっていても、周囲の言葉に不安を感じてしまった経験がある人も多いかと思います。また、現役の受験生は、高校や担当の先生によって授業の進み具合も異なるので、それが焦りの原因になることもあるようです。私学の中高一貫高などの進学校では、高校2年生までに教科書の内容をすべて教え、高校3年生の授業は受験対策に注力するカリキュラムを採用しているところもありますので、受験直前まで指導のない単元が残っているのは確かに不安ですね。

一方で、少数派ではありますが「間に合わない」と感じなかったという回答もありました。「あれもこれもやらなければいけない」という心理状況が「間に合わない」と感じる原因のひとつになっていると思いますので、「できないことや、やらないことについてはあきらめる」など、いい意味で割り切って勉強に臨むことも時には必要かもしれません。

受験に「間に合わない」と感じたあとのスケジュール立て直し方を教えて

次に「間に合わない」と感じたことのあるコーチたちに、その後のスケジュールをどうやって組み直していったのか、具体的な対処法について教えてもらいました。

焦ってやっていた難しい問題集を思いきってやめました。必要以上に焦らないためにも、毎日「問題集のここからここまでを、この時間にする」というのを決めてから勉強するようにしていました。

難度の高い応用問題や過去問を使っていると、どうしても正答率が低くなってしまうこともあると思います。そうすると、焦ったりイライラしたりすることが多くなり、勉強がはかどらなくなってしまうかもしれません。難関大学の試験問題であっても、基礎がしっかりしていれば解ける問題が大半で、難問・奇問が出題されるのはごく一部と言われています。だれでも解ける基礎問題をいかに取りこぼさないかということも、試験の合否を分ける重要なポイントですので、「間に合わない」と感じた時こそ現段階で解ける問題を確実にしていくことが大切です。「この範囲はどんな問題が出ても大丈夫」と着実に自信をつけていきましょう。

イメージとして、スケジューリングはロールプレイングゲームでキャラクターにステータスを振り分けていく作業に似ていると思っていました。万能型が強い受験もあれば、ステータスをひとつの項目に特化させないと突破できない受験もあります。一見、どの強化もオールラウンドにこなせる万能型が有利なイメージもありますが、各教科に特化したプレイヤー(受験生)がいると仮定すると、単なる万能型ではどの教科でも勝てないことになってしまいます。だからこそ、自分の今の実力と相手に合わせた「ステータスの振り分け」を意識して勉強していました。(当時は、バランス型を目指しながら得意なところを伸ばすのがベターだと思っていました。)

こちらは、ゲームが好きな人にとって非常にわかりやすい例ではないでしょうか。多くのロールプレイングゲームには、キャラクターがレベルアップすると「どのスキルを伸ばしていくか」をプレイヤーが自由に決められる「ステータスポイント」が与えられるシステムが採用されています。これを「受験生がどの科目や問題演習に時間を使っていくか」にたとえているのです。文系か理系か、第1志望が国公立大か私立大か、受験する学部や難度によっても、限られたステータス(時間ややる気など)をどう割り振っていくかは、大切な視点だと思います。

焦りを感じている受験生に贈るアドバイス

最後に、まさに今「間に合わない」と焦っている受験生に向けて、コーチたちからアドバイスをいただきました。

1人での解決するのが難しい時は、だれかに相談したほうがいいと思います。焦った状態を続けてしまうのが一番よくないです。

間に合うかどうかではなく、「絶対間に合わせてやる!!」と熱く思ってください。心構えは本当に大切です。意志があれば行動がついてくるはずです。また、「努力は必ず報われる」のではなく、正しくは「正しいやり方で行った努力は報われる」だと思います。がむしゃらにがんばっていても、伸び悩んだり、結果が出ないのは、やり方が間違っている可能性もあります。そういう時は、コーチや先生に質問・相談し、軌道修正して勉強に臨みましょう。成績の伸びが今まで以上に加速して、きっと試験までに間に合わせることができると思います!

ただ勉強するのではく、自分が今どんな状態で、勉強することでどのようになっていきたいかを明確にしてください!そうすることで、今やらなければいけないことに優先順位はつけられて効率よく進めることができますよ。

計画を立てても思いどおりに進まないことが多いので、合格から逆算し、なおかつ余裕を持った計画を立てる必要があります。間に合わないと思っても計画にやること詰め込み過ぎないで、本当にやらなければいけないことを取捨選択して確実にこなせる計画を立ててください。

アドバイスにもあるように、自分自身の現在の実力を客観的に把握することが大切です。自分一人で悩むのではなく、先輩や先生に相談してみてください。「なにができて、なにができないか」ということを明確にし、優先順位をつけて勉強に取り組みましょう。現段階でスムーズに解けない問題や、出題される確率が低い問題は、思いきって切り捨ててしまうことも「間に合わない」と感じた時には必要になってくるかもしれません。受験直前だからこそ、自分の弱点を知ることが重要です。