勉強を効率化したい!効率を上げるために重要なことって…?

※2018年時点での情報です

受験生であれば、だれでも1度は「もっと効率的に勉強できたらな…」と考えたことがあるのではないでしょうか。その人の個性や生活様式によって、その方法は様々だと思いますが、自分一人で考えているだけではなかなかいいアイデアは思い浮かびませんよね。そこで今回は、スタディサプリのコーチたちに勉強の効率化についてお話を伺いました。

勉強の効率を上げるにはなにが重要なのか

テクニックも大切ですが、効率を上げるための意識づけや、そのために実践すべきことを知ることも重要です。具体的な勉強法を聞く前に、コーチたちには「勉強の効率を上げるために重要なことはなにか?」という問いに答えてもらいました。

量より質を高めるように意識することと、しっかり寝ることが大切です。遠回りになる勉強をしないように、こまめに講師に質問して今やっている内容でいいのか、やるべきことを確認していました。

自分が間違えやすい苦手なものを抽出することが大切だと思います。自分が解ける問題をいくら解いても頭はよくならず点数も上がらないので、自分が解けない問題だけを解くように意識していました

これらの回答に共通するポイントは、今の自分の能力をしっかり把握した上で目標設定していくという点でしょう。やみくもに勉強するよりも、自分の得意な分野、苦手な分野を把握した上で、それぞれに割り当てる勉強時間を設定したほうが効率的です。また、睡眠や栄養なども含めて自己の体調を把握し、管理していくことも効率的に勉強を行っていく上で重要な要素であることがコメントからもわかります。

効率のいいおすすめの勉強法を伝授(暗記編)

効率的な勉強法を導入しやすいのは、社会や理科といったいわゆる暗記科目といわれています。社会や理科にも、思考が問われる設問がありますが、基本的には用語の穴埋め問題や、一問一答形式で答える問題など、用語を暗記することで答えられる設問が多数出題されますので、こうした教科の対策は勉強の効率化の第一歩になります。

理科や社会は人に教えるつもりで音読しながら勉強していました。世界史など、流れが重要なものは非常に有効な勉強法だと思います。

歴史系は【①教科書をよみこむ / ②一問一答をくり返しおこなう / ③出来事(事件や改革)が起きた時、その内容、出来事が起きた背景、起きたことによる影響まで覚える】と論述問題に対応しやすくなると思います! おすすめの勉強法は、教科書をもう一冊購入して、片方の教科書の太字を全部黒塗りする、そして音読するというものです。

「エビングハウスの忘却曲線」に沿った勉強を実践していました。1日の終わりにすべて復習しなおすのがベストですが、正直寝る直前には勉強する体力もやる気もないと思うので、布団に入って頭のなかで今日何やったか思い浮かべることで1度目の復習をしていました。とにかく寝る前に今日勉強した内容を思い出すという作業をすることが大事です!この復習で充実した1日を過ごせたことを実感できれば、次の日のモチベーションにも繋がるのでおすすめです。

「エビングハウスの忘却曲線」というのは、ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスがおこなった記憶に関する実験をグラフ化したものです。この曲線から、人間は覚えたことを20分後に42%、1時間後に56%、1日後に74%、1ヵ月後に79%忘れてしまうということがわかっています。この曲線を理解しておくと、どれくらいのサイクルで暗記科目を行うかの参考になりますね。また、複数のコメントから何度も反復して覚えること、覚える時は音読すること、用語をイメージ喚起させるような背景や影響まで理解した上で覚えることなどが大切だということが伝わってきます。

効率のいいおすすめの勉強法を伝授(長文読解・応用問題編)

なかなか効率的な勉強法がないのが英語・現代文などの長文読解や、数学の計算問題だと思います。問題を解いて答え合わせを行ったあと、コーチたちがどんな勉強を行っていたのかは気になりますね。それではさっそく回答を見ていきましょう。

僕は5つのことを意識して問題を解いていました。
①問題から読み、ある程度の内容と聞かれているところをあらかじめ把握する
②段落ごとの冒頭文と末尾の文を読んで、大雑把に内容把握してから精読する
③一段落読むごとに文のわきに端的な内容についてメモを取っておくと再度長文を読む時間を減らすことができる
④長文も短文の連続でできているので、しっかり英文の基本要素(S,V,O,C)をとらえることが大事である
⑤わからない単語必ず出てくると思うが、すこし考えてわからなければ飛ばす。その単語がわからなくても問題を解ければ大丈夫です!

まずは定石を覚えるのが大切。定石を覚えるとは、国語であれば逆接のあとは要注意、傍線部に指示語が出てきたら内容確認といった出題傾向に関する理解です。そして読解を「センス」の一言で片付けず、問題を解くコツを掴んで解いていくのが大切だと思います。

①問題解く前にどうやったら自分は点数を取れるのか、効率のいい解き方をできるのか対策を立てる(Plan:計画)→②問題を解く(Do:実行)→③丸つけ・間違い直しをして、間違えた部分はどうして間違えたのか分析する(check:評価)→④どうすれば次解けるか対策を立てる(Act:改善)→①に戻るといったPDCAサイクルを回すことを意識しました。

最後のコメントにあるPDCAサイクルというのは、生産管理・品質管理といった管理業務を円滑に進める方法としてビジネスシーンでさかんに用いられている業務遂行アプローチです。確かにこのアプローチ法は、他のコーチの回答を整理して理解する上で非常に参考になりますね。

暗記問題にしても、読解問題にしても、どちらも問題を反復してある程度の量をこなしていくことが重要です。効率的な勉強というのは、得意分野・不得意分野を見極めた上で勉強時間を配分することだと思います。問題の反復回数や解いた問題量が勉強時間を考える上での目安になります。受験日から逆算して期間を区切り戦略を練っていくことも大切です。コーチたちのアドバイスを参考にして、まずは自分の弱点を把握してプランを練ることからはじめてみましょう。