慶應義塾大学の現役大学生 スタディサプリコーチに聞く入試対策とキャンパスライフ

慶應義塾大学は文学部、経済学部、法学部、商学部、医学部、理工学部、総合政策学部、環境情報学部、看護医療学部、薬学部という10の学部を有する国内トップレベルの総合大学であり、早稲田大学と共に私学の雄と呼ばれています。偏差値も72.5〜60.0と、総じて難関です。

慶應義塾大学には三田キャンパス、日吉キャンパス、矢上キャンパス、信濃町キャンパス、湘南藤沢キャンパス(SFC)、芝共立キャンパスなど複数のキャンパスがあり、それぞれに特色があります。今回は三田キャンパス、日吉キャンパス、矢上キャンパスで学ぶ法学部、経済学部、理工学部に入学したスタディサプリのコーチに、それぞれの入試対策やキャンパスライフについて語ってもらいました。

慶應義塾大学の入試対策

最初にコーチたちに各学部の入試対策に関するアドバイスを聞いてみましょう。

【受験対策として力を入れた点】

法学部の空欄補充問題は、単語の種類分けを最初にすることで大幅に時間短縮できるので、徹底的に対策しました。(法学部生)

経済学部は英作文が自由記述式なので、構文の暗記はもちろん、自分の知っている範囲の表現を駆使して英文を書く練習をしていました。私はもともと理系で理工学部も受験したのですが、文転したこともあり化学はほぼ捨てました(理論は得意だったので知識で解ける問題も多くありました)。理工学部の英語に関しては、経済学部の対策をしたからこそ、短文読解に感じました。(経済学部生)

理科の時間配分に気をつかいました。2つの科目で2時間なので、得意なほうを先にやって、残りの科目は焦らず基礎~標準レベルの問題を完答できるように心がけました。応用問題に時間をかける価値はあまりないと思います。そこに力を入れるよりまんべんなく基礎~標準を解いたほうが高得点を狙えます。(理工学部生)

【実際に受験した感想】

英語が苦手だったので、単語や構文の暗記から英作文の対策まではばひろく行うのが大変でした。元々、小論文が得意だったことと、文転組で数学も得意だったので、ひたすら英語対策でした。理系だったころは難しく感じていた数学が経済学部志望として勉強した結果、とても簡単に感じました。一段階上のレベルの勉強をすると、100%合格が近づくと思います。(経済学部生)

今まで解いたことあるような問題がちゃんと解ければ合格できるのかなと思います。(理工学部生)

私大最難関校のひとつである慶應義塾大学の入試は非常に特徴的です。たとえば、文系学部では国語がなく、その代わりに小論文が課される学部がほとんどです。この小論文は、学部ごとに対策が必要であり、慶應義塾大学が求める学生像を明確に反映した設問になっています。通常の私大受験と比べて科目数が少ないとは言え、負担が軽いわけではない点に注意しましょう。また、英語の過去問などからもわかると思いますが、英文のレベルが他大学と比較して非常に難度が高いです。文章を読みこなすだけでも大変なので、設問に答える前に時間が足りなくなってしまうことがないように気をつけましょう。英字新聞・雑誌に掲載されているエッセイやコラムなどを数多く読みこなすといった訓練が必要になってきます。また慶應義塾大学にはセンター利用入試がありませんので、受験機会は一般入試のみです。したがって、より一層に入試傾向を把握し、対策を練っていく必要があります。

慶應義塾大学のいい点・魅力を教えて!

慶應義塾大学の校風にあこがれを抱く受験生も多いと思います。学内の雰囲気が実際にどのようなものかは、実際に入学した人にしかわからないでしょう。そこで、慶應義塾大学に入学してよかった点や魅力についてもコーチに回答してもらいました。

【学部を選んだ理由】

理系科目が得意でしたが、理系の学部で研究する自分のイメージが湧かなかったので、文学部と理工学部で迷った結果、なぜか経済学部になりました(笑)。元々理論化学や数学をやりたかったので、経済学部を落ちた時の選択肢のひとつとして勉強していた理工学部も受験しました。(経済学部生)

【慶應義塾大学を選んでよかった点・魅力】

楽しいです。慶應に入った人は皆母校愛が強まります。(法学部生)

慶應義塾大学に入学してよかった点は、他学部の授業も取れる点です。たとえば、経済学部でも理工学部の授業が取れます。就職に強いと聞いているので、その点も魅力です。また、学部の幅が広いのもよかったです。注意すべき点として受験生にアドバイスしたいのは、ゼミの枠が学年の人数に対して十分ではないということ。入ってからも勉強をがんばらないと希望のゼミに所属できないので覚悟してください。(経済学部生)

2年まではSFCを除くほぼ全学部が同じキャンパスなので、いろんな人と仲良くなれます。(理工学部生)

コメントにもあるように、就職の強さやネームバリューといった部分以外にも、多種多様なバックグランドをもった学生と交流ができるというのが魅力のひとつのようですね。内部進学生やトップレベルの中高一貫校出身者以外だけでなく、公立の進学校出身者も数多く入学しています。また、スポーツやサークル活動もさかんなので、勉学以外の部分でも学生同士の交流を深めることができます。

慶應義塾大学のキャンパスライフ

政治家や芸能人など著名人の子息・子女が多くいることなどから、そのキャンパスライフにも華やかなイメージのある慶應義塾大学。実際の授業の雰囲気やキャンパスライフに興味がある人が多いと思います。学部によってもそれぞれ特色があると思いますので、各学部のコーチたちに回答してもらいました。

【慶應義塾大学の授業の雰囲気・キャンパスライフ】

経済学部は1~2年が日吉、3~4年が三田とキャンパスが変わります。少人数セミナーが充実しているのもメリットです。(経済学部生)

サークルがすごくたくさんあるので、自分の肌に合ったサークル選びができます。また、日吉駅周辺はご飯屋さんが充実しているのも魅力ですね。(理工学部生)

日本の大学教育の礎を築いた慶應義塾大学創立者・福沢諭吉は実践的な学問として「実学」を重視していました。慶應義塾が日本の大学教育黎明期から、現在に至るまで常に時代をリードし続けているのも、こうした理念が学風にも強く影響を与えているからです。そして、インターネットを使った教育システムを日本でいち早く導入し、 90年代半ばからブロードバンド化が普及される中で起こったIT革命以後も、多くの慶應義塾大学OB・OGが実業界をリードし、経営者やリーダーとして活躍しています。勉強と学生生活を両立させている学生たちのスマートさも、実践や実利を大切にする学風からくるものかもしれませんね。