早稲田大学・法学部の現役大学生 スタディサプリコーチに聞く!入試対策とキャンパスライフ

法曹界に数多くの人材を輩出し、企業や公共政策といった分野で活躍するOB・OGも数多い早稲田大学法学部。外交官などのキャリア官僚などを目指す人も多いことから、国立大学志願者にとっても重要な併願先になっています。そこで、今回は早稲田大学法学部に入学したスタディサプリのコーチたちに入試対策やキャンパスライフについて話してもらいました。

早稲田大学法学部の入試対策

早稲田大学法学部は「司法・法律専門職」「企業・渉外法務」「国際・公共政策」という3つの主専攻と、「英語圏地域研究」「ドイツ語圏地域研究」「フランス語圏地域研究」「中国語圏地域研究」「スペイン語圏地域研究」「思想・言語・表象研究」「政治学研究」「経済学研究」「商学研究」という9つの副専攻があります。このように、将来の進路や興味に合わせて学ぶことができる履修モデルが提供されています。また、セメスター制や3年次卒業制度を採り入れ、導入教育・少人数教育・外国語教育の充実など力を入れているところも特徴です。入試難度も屈指の難関学部で、一般入試の偏差値は67.5です。

まずコーチたちに早稲田大学法学部の難度や入試対策について話を聞いてみました。

【受験対策として力を入れた点】

現代文が一番難しいように感じたので、興味のある論文や志望学部に関連する書籍ななど、硬質な文章に多く触れるようにしていました。

早稲田大学法学部は英語の難度が高いため、単語や熟語の暗記を毎日かかさず行っていました。また問題量が多いため、時間を計りながら勉強していました。さらに英作文もあるため、自主的に学校の先生に添削してもらっていました。

【実際に受験した感想】

現代文は、本文の読解が難しいなと感じました。時間内に解き終わるかが合否の分かれ目だと感じたので、過去問をしっかり解くことが重要だと思いました。

指定校推薦だったため、一般入試を受けていません。法学部の指定校推薦では、小論文と面接が課題でした。対策のために10冊ほど本を読み小論文を書き上げ、面接で困らないよう、なにを質問されるかなどを自身で考え準備しました。100%受かるわけではなかったため不安でしたが、できることはしていけたと思います。おかげでリラックスした状態で試験を受けることができました。

【入試対策のアドバイス】

過去問などを解いていると難度の高い問題に注目してしまうかもしれません。しかし、合否を決めるのは基礎的な問題をいかに落とさないかだと思います。なので、まずは各教科の基礎事項を完璧にすることを目指して勉強を進めることをおすすめします。

英語は必ず毎日取り組んでください。難度が高いだけでなく問題量も多いので、時間内に解けるようになることが勝負でもあります。 国語は古漢融合で出題される年もあれば、古文・漢文それぞれ単独で出題される年もあるなど、出題のしかたが受験年度によって異なります。ほかの私大では出題されることが少なくなっている漢文の勉強も怠らずにやっていくことが大切です。

英語は、例年1,000語前後の読解問題が大問として2題も出題されており、帰国子女が多く受験する国際教養学部の英語とも引け劣らない難度の高さ・問題量の多さを誇ります。国語も同様にハイレベルで問題量が多いです。学部の性質から現代文は超長文で硬質な文章が多く出題され、古典の難度もトップクラス。ハイレベルな受験層が集まるので、暗記中心の社会では、なかなか差がつきにくいということも予想されます。コメントでもアドバイスされているように、英語・国語共にまず難度の高い長文に慣れていくということが対策として重要なようです。

早稲田大学法学部の魅力とキャンパスライフ

法学部というと、どの大学でも授業が厳しく勉強も大変といった印象がありますよね。「早稲田大学なら、より大変なのではないか」と懸念する受験生も多いと思います。さっそく早稲田大学法学部の魅力やキャンパスライフについても話を聞いてみましょう。

【法学部を選んだ理由】

受験生の時に憲法に関する本を読んで、法律に興味が湧いたからです。

外交官を目指していて、法律を学びたかったからです。

【法学部を選んでよかった点・魅力】

法律を学べることはもちろんですが、それ以外にもおもしろい授業が沢山あるので、自分の興味や関心をとことん追求できる環境であることが魅力です。

法学部は大学入学後もしっかり勉強しなければならず大変ですが、そのこと自体、私はいい点であると考えています。勉強せざるを得ない環境なので必ず力がつくからです。また、施設がきれいで模擬裁判を行えるような教室もあるので実践的に学ぶことができます。

【法学部の授業の雰囲気・キャンパスライフ】

キャンパスのなかでは駅から一番近い学部棟なので、アクセスはいいです。学生は比較的落ち着いていて真面目な人が多い印象です。ゼミは、教授や学習する法律により雰囲気や内容が大きく異なります。あえて言えば、他大と討論会を行うゼミが多いです。大部分の人はなんらかのサークルに所属しており、言われているほど勉強との両立は難しくないと思います。他学部よりも必修の授業が多いので、法律以外も幅広く学びたい人の場合は注意が必要です。

法学部は割とおとなしそうな人が多いです。その反面、高い志を持った人が多いので刺激を受けます。テスト期間は、他学部と違い本当につらいです。他学部と比べサークルや部活動との両立は大変ですが、私はどちらも楽しみながら一年を過ごすことができたので、不可能なことは全くないと思います。早稲田大学のまわりには安くておいしいラーメン屋さんがたくさんあるので、それも魅力のひとつですよ!

4年間で124単位を取得することで卒業資格を得られる学部が殆どですが、法学部の場合は136単位が必要になり、必修科目も多くあります。こうしたカリキュラムの制度やコメントからも伝わってくるとおり、やはり法学部は授業が厳しく勉強が大変なようですね。ただし、今回回答してくれたコーチたちは、そうした厳しい指導が受けられるのはメリットでもあり、やりがいを感じる学部であるとポジティブにとらえているようです。また、サークル活動が活発な早稲田大学のキャンパスライフと勉学の両立も決して不可能ではないというのは、受験生にとっても非常に魅力的に感じる点ではないでしょうか。さらに、法学部が入っている「8号館」は、本部キャンパスのなかでもかなり新しい建物。非常にきれいで最新の設備が整っている施設であるというのも惹きつけられるポイントのひとつですね。

早稲田大学法学部卒業後の進路と就職状況

早稲田大学法学部は法曹界に数多くの人材を輩出していますが、政財界、マスコミなどさまざまな領域で活躍するOB・OGも多数存在します。公務員を目指す学生が多いのも学部の特徴です。そこで、気になる卒業後の進路についても回答してもらいました。

【卒業後の進路】

私の周囲では、3分の1が法曹関係(予備試験組や大学院組)、3分の1が公務員(国総や東京都など)、3分の1が民間企業に行くといった印象です。他学部より民間就職希望者は明らかに少ないですね。

全体の8割が就職し、そのうちの2割が公務員就職するといった印象です。残りの2割が、大学院や資格取得準備者となります。

早稲田大学には、法律学の研究家・エキスパートを養成する大学院法学研究科、司法試験を目指す人が入学する大学院法務研究科(法科大学院)の両方があるので、同大学大学院に進学する場合も、選択肢が多いというメリットがあります。

サークル活動などをとおして、「早大生」としての学生生活を満喫するのもよし、勉強をコツコツがんばって司法試験や公務員採用試験を目指すもよし。このような幅の広さが早稲田大学法学部の魅力かもしれませんね。