英語の5文型の見分け方

高1スタンダードレベル英語<文法・読解編>

文型

英語には5つの文型がありますが、文型を学習し、身につけるメリットはなんでしょうか。 それは、5つの文型にそれぞれ特徴があり、文型によっておおよその意味が決まっているため、知らない単語が出てきても文型さえわかればおおよその意味が予測できることです。 このため、長い英文の意味を理解するときや、和訳問題を解くときなどに、文型を意識することが正解を導くうえで強力な武器になります。

●文の要素
文型を学ぶ前に、文の要素について押さえておきましょう。
・S=主語「~が、~は」
→主語とは、動詞が表わす動作や状態の主体を表す語のことです。名詞や代名詞、名詞句、名詞節が主語になります。日本語の文章では、主語が明らかである場合に省略されることがありますが、英語では一部の表現方法を除いて主語が省略されることはありません。

・V=動詞「~する、~である」
→動詞とは、主語の動作を表す語です。
・C=補語
→補語とは、主語や目的語の説明を補う語です。名詞や形容詞(句、節)が補語になります。
・O=目的語「~に、~を」
→目的語とは、主に動詞の相手や内容(「誰に」「何を」)を表す語のことです。名詞や名詞句、名詞節が目的語になります。
・M=修飾語 
→修飾語は、副詞や前置詞のカタマリなど、文の要素になくてもよいパーツのことで、文型を判断する際には( )に入れるなどして文の要素からは外して考えましょう。

●第1文型の特徴…「SはVの状態にある」
She stayed by her mother.(彼女の母親のそばに居た。)
The town lies in a small valley.(その町は小さな谷間にある。)

第1文型はSV(M)の要素からなり、動詞がどの単語であっても、基本的な意味は「SはVの状態にある」となります。第1文型の特徴は「動詞が主語の状態を表すこと」で、①存在(Sがいる)②発話(Sは言う)③移動(Sは行く/来る)という3つの状態があります。

●第1文型の最重要構文 = There is (are) ~.
There is a dog at the door. (ドアのところに犬がいる。)

There is / There are構文は、be動詞がV、主語はそれに続く名詞となる第1文型です。
主語がthereとならない点に注意しましょう。

●第2文型の特徴…「S=C」
第2文型の基本的な意味は「S=Cの状態である」となります。第2文型をとる動詞には、look や sound などの五感を表す知覚動詞や、get や become、turn などの変化を表す動詞があります。

①He looks happy. (彼は嬉しそうにみえる。)
②He became a doctor. (彼は医者になった。)

●第3文型の特徴…「S≠O」
第3文型の基本的な意味は「OをVする、OとVする」「Oに(ついて)Vする」となり、動詞の意味によって文の意味が変わります。第3文型の特徴は、基本的に「S≠O」の関係にある、ということです。

We discussed the problem with them.(私たちは彼らとその問題について議論した。)

●第3文型を導く動詞…他動詞のみ
第1文型・第2文型のように、目的語をとらない動詞のことを自動詞と呼びます。それに対して、第3文型のように目的語をとる動詞のことを他動詞と呼びます。以下のように、自動詞と間違えやすい他動詞には注意が必要です。

・Oについて議論する:discuss O〔○〕 discuss about O〔×〕
・Oと結婚する:marry O〔○〕 marry with O〔×〕
・Oに到着する:reach O〔○〕 reach at O〔×〕
・Oに似ている:resemble O〔○〕 resemble with O〔×〕
・Oについて言う:mention O〔○〕 mention about O〔×〕
これらはすべて他動詞なので、動詞の後ろに直接目的語をとり、前置詞は不要です。

●第4文型の特徴は「SはO1にO2を与える、加える」
第4文型の基本的な意味は「SはO1にO2を与える、加える」です。第4文型の特徴は、基本的に「S≠O1≠O2」という関係が成り立ちます。

The teacher gave him five minutes.(その先生は彼に五分間与えた。)

●第4文型を導く主な動詞
give O1O2 O1にO2を与える
teach O1O2 O1にO2を教える
tell O1O2 O1にO2を言う
show O1O2 O1にO2を示す
lend O1O2 O1にO2を貸す
このように第4文型は動詞がどのような意味であっても、基本的に「SがO1にO2を与える」ということを表現すると覚えておきましょう。

●第4文型から第3文型への書き換えは2つのパターンがある
① 前置詞toを使う動詞
I gave her the bag. ⇒ I gave the bag to her.
使われる動詞はgive、lend、show、teach、tellなどがあります。使われる動詞の特徴は「対象となる相手が目の前にいる必要がある」ということです。

② 前置詞forを使う動詞
He bought me a bike ⇒ He bought a bike for me.
使われる動詞はbuy、call、cook、makeなどがあります。
使われる動詞の特徴は「対象となる相手が目の前にいなくても文章が成立する」ということです。例文では「彼は私のためにバイクを買った」とありますが、ここで「私」が目の前にいなくても、後でバイクを渡すことができます。従って、buyという動作では相手が目の前位にいなくても成立します。

このようにパターンその一とパターンその二の動詞の区別は、対象となる相手が目の前にいても成立するか、あるいはいなくても成立するかで見分けましょう。

●第5文型の特徴は「O=C」の関係
①His coach made him a great player.(彼のコーチは、彼を偉大な選手にした。)

②I heard a little bard singing on a tree.(私は小さな鳥が気の上でさえずっているのを聞いた。)

第5文型の特徴は「O=C」の関係・状態になり、OとCが「主語と述語の関係になる」ということです。例文①ではcoach(S)がhim「彼」をa great player「偉大な選手」にした、という意味になりhim=great playerという関係を表しています。例文②では私はa little bard「小鳥」がsinging「さえずっている」のを聞いたという意味になり、a little bard=singing「小鳥がさえずっている」主述の関係を表しています。

●第5文型を取る動詞の特徴①
第5文型のC(補語)の位置には名詞、形容詞、現在分詞、過去分詞、原形不定詞、to不定詞などが入ります。基本的にはOとCの「主述の関係」によって、C(補語)の形が決まります。ただし、O=Cの関係が「OがCする」の場合は、動詞に注意が必要です。

①O=Cの関係が「OがCする」→使役・知覚動詞ならCは原形不定詞
使役動詞 ⇒ make、let、have
I made him wash the dishes.(私は彼に皿を洗わせた。)

Please let me know the result.(その結果を私に知らせてください。)

I had my secretary type the letter.(私は秘書に手紙を打たせた。)

使役動詞とは、「人に~させる」という意味の動詞のことです。主な使役動詞はmake〔強制〕、let〔許可〕、haveで、使役動詞として活用する場合は第5文型をとって「OにCさせる」という意味になります。ここでも「O=C」の関係になります。重要なのは、Cが原形不定詞となる点です。例文では、「O=C」の関係が「him=wash(彼が洗う)」、「me=know(私が知る)」、「my secretary=type(秘書がタイプする」」となっています。

知覚動詞 ⇒ see、hear、feel
I saw my mother enter the house.(私は母がその家に入るのを目撃した。)

I heard someone call my name.(私は誰かが私の名を呼ぶのが聞こえた。)

知覚動詞とは、見る、聞く、感じるというように知覚を使う、第5文型をとる動詞のことです。例文では「O=C」の関係が「my mother=enter(母が入る)」や、「someone=call(誰かが呼ぶ)」となっています。

②O=Cの関係が「OがCする」→使役・知覚動詞以外ならCはto不定詞
tell、ask、advice
The teacher told the children to sit down quietly.(その先生は、子供たちに静かに座っているように言った。)

She asked her mother to wake her at 7 o’clock.(彼女は母親に7時に起こすように頼んだ。)

I advise you to stop smoking.(私はあなたに煙草をやめるように助言する。)

これらの動詞は、tell O to do(Oに~するように言う)、ask O to do(Oに~するように頼む)、advice O to do(Oに~するように助言する)といずれもto不定詞を導きます。これらの動詞の特徴は「伝達を表す語」になります。例文では、「O=C」の関係が「the children=to sit(子供たちが座る)」、 「mother=to wake(母が起こす」」となっています。

cause、allow、enable
His behavior caused me to laugh.(彼の振る舞いが私を笑わせた。)

He allowed me to use the machine.(彼は私がその機械を使うことを許した。)

Money from his parents enabled Mike to buy the house.(両親のお金が、マイクがその家を買うのを可能にさせた。)


これらの動詞は、cause O to do、allow O to do(Oが~するのを許可する)、enable O to do(Oが~するのを可能にする)といずれもto不定詞を導きます。これらの動詞の特徴は「Oに~させる」と使役動詞と同様の意味になります。例文では、「O=C」の関係が「me=to laugh(私が笑う」、「 me=to use(私が使う)」、「 Mike=to buy(マイクが買う)」となっています。

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