英語 前置詞の使い方はイメージで覚えよう

高1スタンダードレベル英語<文法・読解編>

前置詞

前置詞は、「名詞の前に置く語」という意味です。前置詞の後ろに置かれる名詞を「前置詞の目的語」と呼びます。
前置詞は、さまざまな意味をもちますが、その意味を暗記するのではなく、基本的なイメージをつかむことが大切です。

●at<on<in
atからinにいくにしたがって、指す範囲が広くなっていくイメージです。atは点、onは接触(面への接触)、inは包含ととらえるとよいでしょう。

●at
atは点のイメージから、次のような多様な意味を持ちます。

①時刻のat
時計の針が指すところを点としてみなしていると考えると、時刻にatを使うことが納得できます。
School begins at 8:30. (学校は8時半から始まる。)
→「から」という日本語にひっぱられて、前置詞fromを使うのかと思ってしまいがちですので、注意が必要です。時計が8時半という一点を指したときに学校が始まる、と考えると、間違えずにatを使えますね。

②場所のat
地図上である場所の一点を指しているイメージでとらえましょう。
He was at the station.
→地図上にいろいろな場所があるなかで、駅という一点にいるので、atが使われています。

③対象のat
たとえばダーツなどをするときに、的の上の狙う部分は点ですね。そのイメージで、対象を指し示すときもatを使います。
look at, gaze at, stare at「~を見る」などは、頻出の表現です。対象の一点を見るので、atを使うことに納得がいきますね。laugh at「~を笑う」という表現も覚えておきましょう。「笑いの的にする」という言葉がありますが、まさにそのイメージです。

④感情対象のat
対象のatが、意味を広げて使われるようになった形です。感情をぶつける点というイメージでとらえるとよいでしょう。be surprised at, get angry at, be disappointed atなど、それぞれ「驚きの感情」「怒りの感情」「失望の感情」を一点にぶつけるという意味で、atが使われます。

●on
onは「上に」ではなく、「接触」を表します。接触のイメージをもつonにも、さまざまな意味があります。

①信頼のon
頻出で、とても重要な使い方です。以下の3つは、「~に頼る」という同じ意味をもつ頻出表現なので、一緒に覚えておきましょう。depend on, rely on, count on<S depend on O>という形で使われます。SとOが接触しているというイメージでとらえ、信頼しているからこそくっつくので、onが使われて「~に頼る」という意味になることにも納得できます。

depend on, rely on, count onの後ろの形は、<depend/rely/count on A for B>「Bを求めてAに頼る」となるので、合わせて覚えておきましょう。

②根拠のon
・be based on
「~に基づいて」という意味のこの表現は、上にのっかている、というイメージなので、onの接触のイメージは引き継がれています。
・on purpose
これは、「purpose(目的)に基づいて」という意味が派生して「わざと」という意味をもつようになった表現です。根拠のonが使われます。

③曜日・日付のon
根拠のonが転化して、曜日・日付の前にもonが用いられます。曜日・日付「に基づいて」私たちは行動しているので、根拠のonと同じイメージでとらえましょう。
The accident occurred on March 1.
その事故は3月1日に起きた。」

●in
包み含まれる空間をある程度イメージできれば、inが持つ意味も簡単に理解できます。

①方角のin
方角、といったときに、私たちは、矢印をイメージします。矢印の先にある空間をイメージできると、包含の意味を持つinを使うことが納得できるでしょう。
You are going in the right direction. (あなたは正しい方向に進んでいます。)
→「正しい方向」といったときに、進んだ先にある空間をイメージしましょう。そこの空間に包含されているyouを連想できれば、inを正しく使えます。

②状態のin
・He is in good health. (彼はとても健康だ。)
→健康な人は、良いオーラに包まれている、という感覚から、inが使われます。

・get in touch with
→「~と連絡を取る」というかなり重要な表現です。
連絡を取っている人どうしのつながりに空間をイメージすることができれば、違和感なくinが使えます。

・fall in love with
→「~と恋に落ちる」という恋愛の状態をあらわすときも、inが使われます。ハートのオーラに包まれているような状態をイメージしましょう。

③時の経過のin
「~後に」と言いたいときも、inを使います。
Breakfast will be ready in ten minutes. (朝食後は十分後に準備できます。)
→10分という時間の空間の中に、「朝食を準備する」という行為がすっぽり入り込むイメージでとらえましょう。

④着用のin
何かを身につけるときには、それにすっぽり包まれているイメージなので、このinはわかりやすいでしょう。
She went out in her new yellow blouse. (彼女は新しい黄色のブラウスを着て外出した。)

基本前置詞at, on, inの次に身につけておくべきなのは、頻出の前置詞to, for, byのイメージです。

●to
toは左にあるものが右へ到達するというイメージでとらえましょう。

・get to「到着する」
getがもともと「移動する」という意味を持つ動詞なので、get toで、「移動して到達する」=「到着する」という意味になります。come to the conclusion「結論に達する」これも、結論という目的地に「到達する」というイメージで、簡単に理解できます。
・listen to「~を聴く」
よく、listen toとhearの違いで混乱してしまいがちですが、listen toのtoが到達の意味を持っていることを知っていると、使い分けが簡単になります。to以下の音に到達するように聴くので、listen toは、意識的に耳を傾けるという意味です。逆にhearは、無意識のうちに勝手に耳に音が入ってくる様子をさします。

・to one's 感情名詞
To my surprise, my hose was on fire. (驚いたことに、家が火事であった。)
→もともとの語順は、My house was on fire to my surprise.という形です。家が火事だったことが、私の驚きへと到達した、というイメージで、toを使います。しかし、この語順のままだと、頭に古い情報、後ろに新情報がきて後ろの情報のほうが注目される英文では、to my surpriseが強調されてしまいます。しかし、この文の中で最も伝えたいことは、家が火事だったこと、ですね。そこで、my house was on fireとto my surpriseを倒置して、はじめの文のようになります。

●for
方向をあらわすforと覚えましょう。toが、到達しているところに焦点を当てているのに対し、forは、向かう方向に焦点はありますが到達点を特に意識しないところが、異なる点です。

①目的のfor
・leave A for B
AとBに出発点と目的地どちらを入れるか迷いやすい表現です。forが方向をあらわすと理解していれば、そのうしろのBに迷わず目的地をいれられます。
The train left Nagoya for Tokyo. (電車は東京に向かって名古屋を出発した。)
The plane is bound for Tokyo.
→このboundは、bind「縛る」の受動態と考えます。飛行機や新幹線などは、行き先がしばられている、というイメージから、この表現が使われます。方向を表すforのあとが目的地です。「その飛行機は東京行だ。」

②賛成のfor
心の方向が向かうというイメージで、forは賛成の意味も持ちます。
Are you for or against the plan?(あなたはその計画に賛成ですか、反対ですか?)
→賛成ではなく、反対と言いたい場合は、againstを使うので、forと合わせて覚えてしまいましょう。心の方向が向いているか、反発しているか、といったイメージになります。
I'm all for it.
→すっかりその方向に気持ちが行ってしまっている、ということで、「大賛成です。」という意味になります。

③交換のfor
I got a new car for nothing.(私は新車をただで手に入れた。)
→何もないものと引き換えに、つまり、ゼロと交換して新車を手に入れた、という意味です。「ゼロと交換して」ということはつまり「タダで」と同義なので、for nothingで、「タダで」と覚えておくとよいでしょう。

You should not take things for granted.(物事を当然に思うべきではない。)
→take O for grantedという表現が使われています。もともと、<take A for B>で、「本来AなのにBと思い込んでしまう」という意味があります。これに当てはめると、Aの部分にOが、Bの部分にgrantedが当てはまることになります。つまり、「Oをgrantedと思い込む」という意味になります。ここで、grantedには、「認められた」という意味があり、ここでは、世の中一般に認められたこと、つまり、「当然のこと」という解釈になります。よって、take O for grantedで、「Oを当然のことと思い込む」という意味です。

●by
byは、そば(側)というイメージでとらえることができます。

①行為者のby
She was attacked by a man in the park.(彼女は公園で男に襲われた。)
→襲われるときに、その行為者がそばにいる、というのは当然のことなので、そばにいることを表すbyが使われます。

②期限のby
byは、「~までには」といった、期限を表すときにも使われます。例えば、「5月5日までには」と言いたいとき、5月5日のそばになる、そのときまで、というイメージでとらえると、byを使うことが理解できます。よく、until「~までずっと」との区別で混乱してしまうことがありますが、byがそばを表すことを知っていれば慌てずに済みます。

③come by「手に入れる」
come byは、一語で、getやacquireと言い換えることができます。<S come by O>という形で使われますが、SがOのそばにやってくる様子をイメージできると、これが「SがOを手に入れる」という意味を持つことが納得できます。

④stand by「支持する」
直訳すると、「誰かが誰かのそばに立つ」という意味です。そばに立つからには、支持したり守ったりする味方であると考えられるので、stand byは「支持する」という意味を持ちます。一語でsupportと言い換えられます。

●of+抽象名詞=形容詞
ofのあとに抽象名詞(具体的な形を持たない、性質や状態を表す名詞)が置かれると、形容詞の役割をします。
What he says is of importance(= important). (彼が言うことは重要だ。)
of importance(=important), of use(=useful), of value(=valuable)の3つは、確実に覚えておきましょう。

●with+抽象名詞=副詞
withのあとに抽象名詞が置かれると、副詞の役割をします。
He solved the problem with ease (= easily).
with+抽象名詞が副詞に転用する表現は、ほぼwith ease(=easily)とwith care(=carefully)の2パターンなので、覚えてしまいましょう。

●beyond+抽象名詞=否定
beyond the riverのように、beyond+具体名詞だと、「~を超えて」というように、ただ場所的推移をあらわします。しかし、抽象名詞と合わさると、否定の意味をもつようになります。
The building is beautiful beyond description.(その建物は言葉にできないほど美しい。)
→descriptionは抽象名詞です。beyond descriptionを、「描写・説明できる範囲を超えて」いる状態としてイメージしてみましょう。すると、「言葉で表せない」といった訳がしっくりくるでしょう。
beyond description「言葉で表せないほど」のほかにも、beyond understanding「理解できないほど」、beyond belief「信じられないほど」という表現も合わせて覚えておいてください。

●out of+抽象名詞=否定
out ofはもともと「~から外れて」という意味を持っています。これも抽象名詞と合わさって、否定の意味を持ちます。
It’s out of the question for her to solve the problem.(彼女がその問題を解くのは不可能だ。)
→out of the questionを、「問題から外れて」いる状態としてイメージしてみると、問題外ということで、「不可能な」と同義になります。一語でimpossibleと言い換えることができます。

・out of order「故障して」
orderはもともと秩序や正常な状態という意味を持ちます。つまり、out of orderは、(機械などが動いている)正常な状態から外れて、という意味になるので、「故障して」という意味になることもうなづけます。

・out of date「すたれた」
ここでのdateは時代を表します。つまり、時代から外れている状態、すなわち「すたれた」状態を示しています。

●under+抽象名詞=最中
under the bridgeなど、具体的名詞と合わさると、ただ「~の下で」というような場所的位置を表します。 しかし、抽象名詞と合わさると、「最中」といった意味をもつようになります。
It is under discussion now.(それは今議論中だ。)
→underがもつ、「下にある、包まれている」といったイメージはそのままに、under discussionを解釈してみましょう。すると、議論の下にある、つまり、議論の影響を受けているというイメージになり、「議論の最中」という状況が連想できます。

under construction「建設中」, under repair「修理中」といった表現も合わせて覚えておきましょう。

●over+食事・飲み物=従事(食べながら・飲みながら)
Let’s talk over a cup of tea.
→overは、「上に・~を越えて」という意味をもつ前置詞です。まずは、2人の人物が席についていて、そのテーブルの上にお茶が置いてある状況を想像しましょう。2人が話すときは、そのお茶を越えて話が行きかうイメージになります。よって、「食べながら」「飲みながら」と言いたいときは、overが使われることになります。

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