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室町時代①

1 南北朝の動乱と室町幕府の成立

(1)建武の新政(1333年~)

後醍醐天皇が自らおこなった,約170年ぶりの公家(貴族)中心の政治。だが,恩賞が少なかった武士や,増税にあえぐ庶民からは不満。→「二条河原落書」に,新政の混乱ぶりが表れている。

(2)南北朝の動乱

  • 足利尊氏の挙兵

    武家政治の復活をねらう足利尊氏は,建武の新政を倒すため兵をあげ,後醍醐天皇方の楠木正成や新田義貞らを破り,後醍醐天皇を京都から追い出す。

  • 南北朝の成立

    京都から追い出された後醍醐天皇は吉野(奈良県)へ =南朝
    足利尊氏は京都で新しい天皇をたてる           =北朝
    →全国の武士が約60年にわたり内乱を続ける(南北朝の動乱)。

(3)室町幕府の成立

  • 室町幕府の成立

    1338年,足利尊氏が北朝の天皇から征夷大将軍に任命され,京都に幕府を開く。

    尊氏は,南北朝の動乱を有利にするとともに全国の武士を支配するため,各地の守護の権限を強める(守護請・半済など)。その結果,守護が地頭に代わり荘園などへの支配を強め,守護大名に成長。

  • 3代将軍足利義満による室町幕府の全盛期
    • 京都の室町に邸宅(花の御所)を造営(1378年),室町幕府とよばれる。
    • 足利義満の仲介により,北朝と南朝が講和(南北朝の合一,1392年)。
    • 有力な守護大名たちを倒す。
    • 天皇から太政大臣に任命される。
    • 日明貿易〔勘合貿易〕を開始。

(4)室町幕府のしくみ

  • 中央(京都)
    • 管領(将軍の補佐役)

      足利氏の一族から交替で任命される。

    • 侍所(京都の警備・軍事など)
  • 地方
    • 全国に守護を設置(守護大名)
    • 鎌倉府(関東地方を中心に東日本を支配)

      足利尊氏の子孫が長官(鎌倉公方)となり,関東管領も置かれる。

2 東アジアとの交流

(1)東アジア諸国の変動

  • 中国

    モンゴル民族の支配に抵抗した漢民族が,朱元璋を中心に1368年に明を建国(初代皇帝洪武帝),モンゴル民族を追い出す。

  • 日本

    元寇から南北朝合一までの約100年以上にわたる全国的混乱の中で,西日本の武士・商人・漁民らの一部が私的に大陸と交易し,時には海賊行為をおこない倭寇とよばれ大陸から恐れられる。

    日明貿易〔勘合貿易〕が始まると倭寇の活動は衰えたが,16世紀半ばから再び活動が活発化(このころの倭寇は日本人以外も多数参加)。

  • 朝鮮半島

    倭寇の影響により高麗が衰退,倭寇を退けた李成桂が朝鮮を建国(1392年)。

    ハングルの使用が始まり,中国から朱子学が導入され,奨励された。

(2)日明貿易〔勘合貿易〕

倭寇に悩まされた明は,倭寇の取り締まりと国交樹立を室町幕府に要求。これに足利義満が応じ,朝貢形式での日明貿易〔勘合貿易〕が始まる(1404年)。

  • 勘合(勘合符)の使用

    倭寇との区別のため。実際に貿易をおこなう堺(大阪府)・博多(福岡県)などの商人に与えられた。

  • 輸入品

    銅銭・生糸などが大量に輸入され,国内の産業・経済に影響。

(3)琉球・蝦夷地の交易

  • 琉球(沖縄県)

    14世紀以降,沖縄本島で三つの勢力(北山・中山・南山)が対立していたが,中山出身の尚氏がこれを統一,琉球王国を建国(1429年)。

    首里城を築き,日本・中国・朝鮮・東南アジアを結ぶ中継貿易で栄える。

  • 蝦夷地(北海道)

    蝦夷地や樺太(サハリン)などに先住していた民族(アイヌ民族)が,大陸や本州と交易をおこなってきた。鎌倉時代のアイヌとの交易では,津軽(青森県)十三湊の豪族安藤氏が中心となる。

    15世紀,本州の人々(和人)が蝦夷地南部に移住,館を築きアイヌと交易。貿易の利益を独占しようとする和人に対し,アイヌが抵抗するが抑えられる。

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