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江戸時代①

1 江戸幕府の成立としくみ

(1)江戸幕府の成立

三河国(愛知県)出身の大名徳川家康は,織田信長と同盟,次いで豊臣秀吉に従いながら江戸に本拠地を移し勢力を伸ばしていったが,秀吉の死後,自らの天下取りのために活動を開始。豊臣政権を維持し,秀吉の子豊臣秀頼をたてようとする石田三成らと対立した。

  • 関ヶ原の戦い(1600年)

    家康方(東軍)と三成方(西軍)が美濃国(岐阜県)関ヶ原で衝突。東軍が勝利し,石田三成らを処刑,直接には参戦していなかった豊臣秀頼を一大名とした。

    西軍の総大将は,大坂城にいた毛利輝元。

  • 江戸幕府の成立(1603年)

    徳川家康は征夷大将軍に任命され,約260年にわたる江戸幕府を開いた。

  • 豊臣氏の滅亡(1614年~15年)

    真田幸村ら反徳川勢力を大坂城に集めていた豊臣秀頼・淀殿らを,二度にわたる大坂の陣で滅ぼし,江戸幕府の権力を確立した。

(2)幕藩体制の確立

幕府は豊かな経済力をもち,大名らを従わせて全国の土地,人民を支配(幕藩体制)。

  • 強い軍事力の保持

    1万石未満の領地をもつ幕府直属の家臣として,旗本・御家人を全国各地に配置。

  • 江戸幕府の経済力

    京都・大坂・奈良・堺・長崎などの重要都市や港,佐渡金山・石見銀山など,約400万石にわたる直轄地(幕領〔天領〕)をもち,貿易・外交権や貨幣鋳造権を独占。さらに旗本・御家人の領地も合わせると,全国の石高の約4分の1を支配した。

(3)江戸幕府のしくみ

江戸幕府3代将軍徳川家光の時代までに整備される。

  • 大老

    臨時の最高職。

  • 老中

    常設の最高職。複数名が任命され,若年寄が補佐した。

  • 三奉行

    寺社奉行(全国の寺社を管轄)・勘定奉行(幕府財政および幕領の管理)・町奉行(江戸の政治や警察,裁判など)

  • 地方

    京都には西国大名や朝廷の監視をおこなう京都所司代,大坂には大坂城代,幕領の重要都市には遠国奉行,幕領には郡代・代官(勘定奉行が指揮)を置いた。

2 大名の統制

(1)大名の配置

1万石以上の土地をもつ将軍直属の者を大名とし,家臣や領地の支配(藩とよぶ)に独立性をもたせた。

  • 大名の種類
    • 親藩

      徳川氏一族の大名。とくに尾張・紀伊・水戸の三つの藩を御三家とよぶ。

    • 譜代

      関ヶ原の戦い以前から徳川氏に仕えていた大名。老中や若年寄などの幕府の要職に就いた。

    • 外様

      関ヶ原の戦い以後徳川氏に従った大名。もとの戦国大名らが多い。

  • 大名の配置

    幕府は親藩・譜代大名を江戸周辺や地方の重要地に配置。旗本・御家人とあわせ外様大名の行動を監視させた。一方,外様大名を江戸から遠い地域に多く配置し,互いに監視させた。

(2)大名・朝廷の統制

  • 武家諸法度

    将軍がかわるごとに出された,大名を統制する法律。違反者には改易(領地の没収),減封(領地の削減),領地替えなどの罰則が与えられた。

    • 最初の武家諸法度(2代将軍徳川秀忠の時)

      新規築城や城の無許可修理の禁止,大名同士の勝手な婚姻の禁止などを定める。

    • 徳川家光の武家諸法度

      大名に江戸(大名の妻子を人質として置いた)と領地を一年ごとに行き来させる参勤交代を制度化。往復の大名行列や江戸での費用が大名の財政を圧迫した。

  • 朝廷の統制

    京都の天皇や公家を監視するため京都所司代を置き,禁中並公家諸法度を定めて天皇らの政治参加を制限した。また,寺社奉行や諸宗寺院法度などにより寺社も統制した。

3 身分制度の確立と人々のくらし

(1)身分制度の確立

秀吉がおこなった太閤検地や刀狩などの兵農分離政策を継承し,支配者である武士,支配される側の百姓・町人に大きく分類した。この身分は原則的に受け継がれ他の身分にかわることはなく(他の身分との婚姻も禁止),衣食住にも差をつけた。

(2)武士の生活

支配階級である武士は,苗字を名乗ることや帯刀,切捨御免などの特権をもち,江戸や各地の城下町に住み,土地や給料(俸禄米とよばれる米の現物支給)を与えられ,治安維持や政治などをおこなった。

(3)町人の生活

職人・商人に分けられた町人は,城下町などの町に住み,有力な町人(地主,家持)は幕府や藩に税を納め,町役人を選び自治をおこなった。百姓に比べて税負担は非常に軽かった。

  • 職人の身分

    親方と弟子の徒弟制度。

  • 商人の身分

    主人,番頭,手代,丁稚の身分に分かれていた。

(4)百姓の生活

全人口の八割以上を占める百姓〔農民など〕の統制は,彼らの納める年貢が江戸幕府や藩の財政基盤となり,武士の生活を支えるため,幕府や藩にとっての命題となった。

  • 百姓の身分
    • 本百姓

      自分の土地をもつ百姓。

    • 水呑百姓

      自分の土地をもたず,地主から土地を借りて耕作する小作をおこなう。

  • 村の運営

    地主などの有力な本百姓の中から名主(庄屋・肝煎など)・組頭・百姓代を選び,村掟を定めて村の自治をおこなわせると同時に,年貢の納入に責任をもたせた。

    年貢の税率は藩などにより違い,収穫量の四割の場合「四公六民」とよばれた。

  • 幕府・藩による百姓の統制→安定して百姓から年貢を徴収するため
    • 五人組

      年貢の納入や犯罪の防止に関する連帯責任の制度。

    • 各種の御触書

      農民の衣食住を細かな部分まで統制。

      他にも百姓に土地の売買を禁止するなどの政策をとった。

  • 百姓・町人以下の身分

    えた・ひにんとよばれ,小作をおこなうほか,牛馬の死体処理や皮革業などをおこない,犯罪者の逮捕や処刑,芸能などに従事するものもいた。衣食住などで厳しい差別を受けた。

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