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明治時代①

1 新政府の成立

(1)明治維新

  • 五箇条の御誓文(1868年)

    1868年3月,京都御所において天皇が臣下を率いて神に誓う形式で五箇条の御誓文を発表。世論の尊重・外国の文化を取り入れることなど,新政府の基本方針を国内外に示した。

  • 五榜の掲示(1868年)

    五箇条の御誓文の翌日,国民の守るべきことを高札の形式で記した五榜の掲示を出し,キリスト教禁止など,江戸時代とほぼ変わらない内容が示された。

  • 東京遷都(1869年)

    その他,江戸を東京と改称して京都から首都を移し,元号を慶応から明治へと改めた。

(2)中央集権国家への道

  • 版籍奉還(1869年)

    全国の藩主に土地・人民の支配権を天皇に返上させ,藩ごとの支配ではなく中央集権体制をめざした。旧藩主は知藩事としてそのまま藩の政治にあたらせた。

  • 廃藩置県(1871年)

    藩を廃止して新たに府と県を置き,知藩事を東京に移住させ,代わりに政府から府知事・県令〔県知事〕を派遣。版籍奉還と併わせ,天皇を中心とする中央政府が土地・人民を統括する中央集権国家の基礎が確立した。

  • 身分制度の廃止

    江戸時代の身分制度を廃止,四民平等の政策を進めた。

    • 天皇家を皇族,かつての公家・大名を華族,武士を士族,百姓や町人を平民とした。

      また,平民の苗字を認め,異なる身分との結婚や職業選択,居住場所の自由など,皇族以外は制度上は平等とした。

    • えた・ひにん身分を廃止,平民とした(身分解放令)が,結婚や職業,居住場所などの差別は残った。

2 維新の改革

欧米諸国のアジア進出に対抗するため,「富国強兵」政策をおこない,その中心政策として,学制・徴兵制・地租改正などの改革をおこなった。

(1)学制

  • 学制(1872年)

    近代的学校制度の基本として学制を公布。各地に小学校をつくり,6歳以上のすべての男女を通わせようとしたが,高額な授業料や現実離れした学習内容などから学制反対一揆も発生した。

  • 東京大学(1877年)

    江戸時代の昌平坂学問所を受け継いでつくられ,外国人教師〔御雇外国人〕らを招いて教育をおこなった。

(2)徴兵令

  • 徴兵令(1873年)

    「国民皆兵」のスローガンのもと,1872年の徴兵告諭に続き,翌年徴兵令を出し,満20歳以上の男子に兵役の義務を課した。これにより近代的な西洋式軍隊の制度が整ったが,特権を奪われた士族の不満は高まり,労働力を奪われる農民も徴兵令反対一揆〔血税一揆〕を起こした。

    当初はさまざまな徴兵の免除規定があり,おもに農村の二男以下が徴兵された。

  • 警察制度の整備

    警察や国内行政を監督するため,1873年に内務省を設置した。翌年,東京に警視庁を設置し,各地の警察制度を整えた。

(3)地租改正

近代的財政の基礎として,年貢米に代わる安定した税収を確保しようとし,準備段階として,1872年から自由な土地の売買を認め,土地の所有者や地価を記した地券を発行した。

  • 地租改正(1873年~)

    年貢に代わり,地租として地価の3%を地券所有者(地主)に現金で納入させた結果,当初は政府税収の80%近くを占める安定的財源となった。

  • 地租改正の問題点

    江戸時代の年貢収入を減らさない方針で地租を定めたので,農民の負担は楽にならず,1876年には各地で地租改正反対一揆が発生,翌年政府は地租を2.5%に引き下げた。

3 文明開化

(1)世界の一体化

  • 列強と帝国主義

    明治維新のころ,イギリス・フランス・ロシア・アメリカ・ドイツなどの欧米列強は,経済力と軍事力を背景に世界に進出するようになる(帝国主義)。

  • 交通の発達
    • 海路

      蒸気船が世界中を周り,北米と東アジアを結ぶ太平洋横断航路や,地中海とインド洋を結ぶスエズ運河(1869年~)が開通した。

    • 鉄道

      アメリカで大陸横断鉄道が開通し,海路と合わせて世界一周ルートが完成した。

(2)文明開化

明治政府の近代化政策により,横浜などの開港地を中心に西洋の文化が取り入れられ,人々の生活に変化が生じた(文明開化)。

  • 生活の変化
    • 衣食住の変化

      大都市ではレンガ造りの洋風建築が登場し,道路には人力車や馬車が走り,街灯としてガス灯が設けられた。牛鍋を食べる人や洋服やコートを着る人も増え,まげを切ったザンギリ頭が流行した。

    • 新しい暦の採用

      これまで使われてきた太陰暦に代わって欧米と同じ太陽暦を採用し,1日24時間や週七日制も取り入れられた。

      農村では今までの暦を使い,文明開化はあまり広まらなかった。

  • 新しい思想

    欧米の近代思想が,おもに欧米に留学していた人たちによって伝えられた。

    • 福沢諭吉

      人間の平等と自立,学問の重要性を説いた『学問のすゝめ』を著した。

      福沢諭吉らは森有礼を中心に明六社をつくり,『明六雑誌』を発行した。

    • 中江兆民

      ルソーの『社会契約論』を『民約訳解』として翻訳し,「東洋のルソー」とよばれた。

    • 新聞・雑誌

      1870年に初の日刊新聞として刊行された『横浜毎日新聞』など,活版印刷技術の広がりにより,新しい思想が新聞や雑誌を通して人々に紹介された。

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