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南アメリカ

1 南アメリカ州のすがた

(1)おもな国家

  • 海岸沿い

    コロンビア・ベネズエラ・ガイアナ・スリナム・ブラジル・ウルグアイ・アルゼンチン・チリ・ペルー・エクアドル。

  • 内陸部

    パラグアイ・ボリビア。

(2)気候 →熱帯・乾燥帯・温帯・冷帯・寒帯

  • 北部

    赤道周辺なので熱帯。アマゾン川流域は熱帯雨林気候で,周辺はサバナ気候。

  • 中部・南部

    チリ北部やアルゼンチン西部は乾燥帯。その他は温帯が多い。アンデス山脈の高所は高山気候で,チリ南部は地中海性気候だが,南端は南極に近く冷帯や寒帯となり,氷河も見られる。

    エクアドルのキト,ペルーのクスコ,ボリビアのラパスは代表的な高山都市。

(3)地形

  • 山地・山脈・山
    • おもな山地・山脈

      太平洋側を長く南北に連なるアンデス山脈がある。

    • おもな山

      アルゼンチンのアコンカグア山(6960m)など。

  • 川・湖
    • おもな川

      アマゾン川,ラプラタ川,オリノコ川など。

      アマゾン川は流域面積世界一で,大西洋に注ぐ。流域のアマゾン盆地にはセルバとよばれる熱帯雨林地域が広がる。

      ラプラタ川流域にはパンパとよばれる草原が広がる。

    • おもな湖

      チチカカ湖など。

  • 高原・砂漠
    • おもな高原・高地

      ブラジル高原,ギアナ高地など。

      ブラジル高原南部にはカンポとよばれる草原が広がる。

      ギアナ高地は世界有数の多雨地域。

    • おもな砂漠

      アタカマ砂漠など。

  • 海洋・海峡
    • おもな海

      太平洋,大西洋。

      太平洋赤道域の日付変更線からペルー沿岸までの広い範囲において,海面温度が平年より高くなり,それが1年程度続く現象をエルニーニョ現象という。逆に海面温度が下がる現象はラニーニャ現象。世界各地で起こる異常気象の原因の一つといわれている。

    • おもな海峡

      マゼラン海峡。

  • 島・半島
    • おもな島

      ガラパゴス諸島(エクアドル),フォークランド〔マルビナス〕諸島(アルゼンチン),フエゴ島(アルゼンチン)など。

    • おもな半島

      なし。

      南アメリカ州のすがた

2 南アメリカ州の歴史と文化

(1)前近代

15世紀にコロンビアからチリにかけてのアンデス山脈一帯でインカ文明が最盛期を迎えたが,16世紀にスペインに侵略される。さらにポルトガルも南アメリカ大陸に上陸。

ペルーのクスコがインカ文明の首都であったが,征服者が新たな首都リマを建設した。現在,マチュピチュなどの古代都市遺跡が残っている。

(2)近代

16世紀以降,ポルトガルに支配されたブラジルを除き,ほとんどがスペインの植民地となるが,19世紀以降,各国が独立した。

植民地支配の影響で,ポルトガル語(ブラジル)・スペイン語(その他)が公用語として残存する。

20世紀前半以降,ブラジル,ペルー,ボリビアなどに多数の日本人が移民として渡航した。現在,南アメリカ州で暮らす日系人は約150万人で,そのうち約140万人がブラジル在住である。

(3)現代

先住民のインディオ,スペイン人・ポルトガル人などの征服者である白人,先住民と白人の混血であるメスチソ,アフリカから奴隷として連行された黒人,アジア系移民などが混在している。しかし,農業の大型化・機械化にともなう都市人口の増加(スラム化),経済格差の拡大,環境問題などさまざまな課題を抱える。とくにアマゾン川流域の開発(アマゾン横断道路など)や耕地開発などによる熱帯雨林の減少は大きな問題となり,国家やNGO〔非政府組織〕により環境保護の動きが進められている。

とうもろこし・さとうきびなどを原料とするエタノールなどのバイオ燃料は,石炭や石油に代わる新たなエネルギー〔代替エネルギー〕として注目されている。

(4)宗教

スペイン・ポルトガルの植民地だったという事情から,キリスト教のカトリック信者が大半。各地に伝統宗教も存在するがあくまでも少数派。

3 南アメリカ州の農業

(1)ブラジルの農業

広大な草原のカンポでは,伝統的にファゼンダという大農園でコーヒー・さとうきびの栽培が世界一の規模でおこなわれ,輸出される。近年は,とうもろこし・大豆・小麦・綿花なども多角的に生産。また,肉牛の飼育も非常にさかん。

アマゾン川流域のセルバではとうもろこし・いも類・豆類・バナナなどの焼畑農業がおこなわれる。

アマゾン川では漁業も重要な産業。

(2)アルゼンチンの農業

ラプラタ川流域のパンパ(アルゼンチン南部とウルグアイに広がる草原)で,小麦・とうもろこし・大豆の生産がさかん。酪農や,肉牛・羊の放牧も合わせ,企業的な農業がおこなわれている。

19世紀後半に冷凍船が開発されて以降,牛肉や酪農製品のヨーロッパへの輸出がさかんになった。

(3)その他の地域の農業

アルゼンチンと並ぶワインの名産地のチリでは,地中海式農業によるぶどうの生産がさかん。また,アンデス山脈はじゃがいも・とうもろこし・トマトの原産地で,リャマやアルパカの飼育もさかん。

4 南アメリカ州の鉱業・工業

(1)鉱業

  • 石油

    ベネズエラとエクアドルはOPEC〔石油輸出国機構〕に参加。

  • 鉄鉱石

    ブラジルは世界屈指の生産量を誇る。露天掘りのカラジャス鉄山など。

  • その他

    ペルーの銀,チリやペルーの銅,ペルーやボリビアのすず,ボリビアのウユニ塩湖〔塩原〕のリチウム(レアメタル〔希少金属〕の一種)など。

(2)工業

  • ブラジル→モノカルチャー経済から脱する

    豊かな資源に加え,外国企業の誘致や施設(カラジャス鉄山のカラジャス鉄道や水力発電所など)の整備が進み,鉄鋼・オートバイ・自動車・航空機・コンピュータ関連の工業がさかん。1990年代以降BRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ)の一員となる。

    2014年のサッカーのワールドカップ実施にともない,さまざまな施設が建設された。16年には夏季オリンピック開催も予定されており,さまざまな建設計画がある。

  • その他

    アルゼンチンも工業化が進んでいる。

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