講師

URLコピー

講師紹介

この授業の
サンプルテキスト公開中!

※サンプルテキストは実際の講座と一部異なる場合がございます。無料体験でご確認の上、ご登録お願いいたします。

日本の工業と商業・サービス業

1 日本の工業

(1)日本の工業とその変化

  • 太平洋ベルト
    • 関東地方南部から九州地方北部のおもに太平洋側にわたる,日本の工業地帯・工業地域が帯状に集中する部分を太平洋ベルトとよぶ。海に面しているため,燃料や原料の輸入,製品の輸送・輸出に便利。
    • 太平洋ベルトの中心となっている,京浜・中京・阪神・北九州工業地帯を四大工業地帯とよぶ。しかし,近年は北九州工業地帯の地位が低下し,北九州工業地域ともいうため,三大工業地帯とされることが多い。
    • 四大工業地帯以外では,静岡県などに広がる東海工業地域や,瀬戸内海に面した瀬戸内工業地域などがある。
  • 内陸部の工業

    1970年代以降,東京や大阪の大都市圏の周辺や東北・九州地方の内陸部に工場が進出。とくに群馬県や栃木県などの北関東工業地域が知られる。

    • 高速道路や空港が整備され,労働力と土地の安い内陸部に広い工場を建設。高速道路のインターチェンジ付近などに,多くの工場を集めた工業団地が形成される。
    • 自動車や電気機械など,組み立て型の機械工業が発展。近年は輸出単価の高いIC〔集積回路〕などをつくる電子工業が増え,とくに九州はシリコンアイランドとよばれる。
  • 工業の変化
    • 第二次世界大戦後,太平洋ベルトを中心に石油化学工業や鉄鋼業などの重化学工業が発達。
    • 1970年代におこった石油危機以降,資源を多く使う石油化学工業や鉄鋼業から,電子工業などの先端技術産業(ハイテク産業)が中心となる。

(2)日本の工業の国際化

  • 企業の海外進出
    • 資源の乏しい日本は,燃料や原料を海外から輸入して完成した製品を輸出する加工貿易を積極的におこない,日本の工業を発展させてきた。しかし,貿易相手国の経済や海外市場の影響を受けやすい問題があった。
    • 1980年代,アメリカやヨーロッパなどの貿易相手国との間に,外国製品などをめぐる貿易摩擦が起きた。このため,日本企業はアメリカやヨーロッパに工場をつくり,現地の産業発展・雇用創出に協力した。
    • 1980年代後半以降,人口が多く人件費の安い東南アジアや中国に工場が移転。多くの日本企業が多国籍企業として世界経済に大きくかかわるようになっている。
  • 産業の空洞化

    1990年ごろから,海外に工場を移転させたために国内の工場の閉鎖が相次ぎ,国内の生産が衰える産業の空洞化が発生。不景気もあわせて失業者が増え,2008年の世界金融危機(リーマンショック)でも大きな打撃を受けた。

  • 日本工業のこれから

    従来の工業製品では,とくに価格で外国との競争に勝てないため,国内や富裕層向けの高機能製品や,環境に配慮した製品など,新しい製品の開発を積極的におこなっている。

    今まで大企業に依存してきた中小工場の中から,高い技術力が世界から注目を集めて発展するケースも多い。また,セラミックなど古くからの伝統工業が最新の技術を取り入れ,現代の工業につながることもある。

2 日本の商業・サービス業

(1)日本の産業の変化

  • 産業の分類
    • 第一次産業

      自然との関係で原材料を得る農業・林業・水産業など。

    • 第二次産業

      原材料を加工して製品を生産する鉱業や工業など。

    • 第三次産業

      第一次産業や第二次産業などでできた商品を売買・流通させる産業やサービス業。商業や運輸業,金融業や情報通信産業など。

  • 日本の第三次産業

    高度経済成長期(1955年~73年)に工業化が進み第二次産業が発達,経済の発達が落ち着くと第三次産業が中心となった。現在は就業者人口の6割以上を第三次産業が占め,都道府県ごとに見ると,東京や大阪などの大都市以外に,観光業がさかんな北海道や沖縄県が多い。

(2)日本の商業・サービス業

  • 商業の種類

    第三次産業の中でもっとも大きい割合を占めるのが商業で,大きく卸売業(生産者から商品を仕入れ,小売業に売る)と小売業(消費者に商品を販売する)に分けられる。

  • さまざまな小売業
    • 地方では自動車の普及にともない,郊外の幹線道路沿いに広い大規模ショッピングセンターが増加。一方でかつて商業の中心だった駅前や中心部の商店街はさびれて閉店が相次ぎ,シャッター通りなどとよばれている。
    • 駅前や郊外を問わず,全国にコンビニエンスストアが増え,24時間営業のため大変便利。
    • インターネットなどの通信技術の発達により,店舗をもたずに売買をおこなう通信販売が広がった。これらは注文された商品を運ぶ運輸業や,代金の支払いを扱う銀行などの金融業と結びついて発達した。
  • 社会の変化とサービス業
    • 情報(通信)技術(IT・ICT)が発達して情報化社会が広がると(IT革命),インターネット関連の情報通信業,ゲーム関連などの情報コンテンツ産業などが成長。
    • 高齢者が徐々に増え,少子高齢社会が本格化すると,介護やサービスなどをおこなう医療・福祉業が成長。

この続きは授業で!テキスト、演習問題のPDFが無料ダウンロードできる!

14日間無料体験!今すぐ会員登録

学年・科目を選択

14日間無料で、
4万本以上の授業動画を受講いただけます。