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私たちの生活・文化

1 文化について

(1)文化の種類と役割

  • 宗教

    宗教とは,目には見えない,人間を超えた現象や存在(神や仏,天国や地獄)を聖なるものとして信じる教えのこと。人間は通常,悩みや不安を抱えつつ生きていくことから,原始的な自然崇拝を含め,宗教は世界中に存在している。キリスト教・イスラーム・仏教が世界三大宗教とされるが,その他にも日本の神道,中国・朝鮮半島の儒教,インドのヒンドゥー教などがある。

  • 芸術

    文学・音楽・演劇・絵画など,人間の内面を表現したもの。精神を豊かにする。

  • 科学

    生産技術・医療技術や交通・通信手段など,主観的な宗教や芸術に対し客観的なもの。科学技術の発達は,生活を豊かにする。

  • その他

    言葉・生活習慣・政治・道徳・祭祀・スポーツなど。

  • 問題点

    すべての文化は対立を引き起こす可能性があり,また行き過ぎると人間に危害をおよぼす場合もある。

    宗教戦争・民族紛争や環境ホルモン・核兵器など。

(2)日本の文化

  • 外国文化の吸収

    古墳時代,中国大陸・朝鮮半島から渡来人が来日し,儒教・仏教・漢字などの先進文化や,さまざまな先進技術を伝えた。その後も中国とは,遣隋使・遣唐使,日宋貿易・日元貿易・日明貿易で交流。朝鮮半島は新羅・高麗・李氏朝鮮と交流。宗教面では,室町時代前半までは仏教の影響が強く,江戸時代に入ると儒教〔儒学〕の影響が強くなった。

    安土桃山時代以降は,鉄砲やキリスト教をはじめとする西洋の文化も流入。江戸時代には鎖国体制の下でオランダと貿易をし,蘭学〔洋学〕も伝わった。幕末の開国を経て,西洋文化は明治維新の「文明開化」以後,急速に影響力を増した。

  • 日本の伝統文化
    • 通過儀礼

      人生の節目に経験する,七五三・入学式・卒業式・成人式・結婚式など。

    • 伝統芸能

      能・狂言・人形浄瑠璃(現在の文楽)・歌舞伎・落語・講談など。

    • 伝統工芸品

      漆器・織物・陶磁器・和紙など,各地に多様な種類のものが残る。

    • その他

      和食や茶道・華道・香道,相撲・剣道・柔道・空手道など。

    • 年中行事

      四季の変化に合わせ,さまざまな行事が存在する。

      ※一月正月

      二月節分

      三月ひな祭り〔桃の節句〕・春のお彼岸

      四月花祭り・お花見

      五月端午の節句

      七月七夕

      八月お盆

      九月お月見・秋のお彼岸

      十一月七五三

      十二月大晦日

    • 伝統文化の保護

      1950年制定の文化財保護法で,有形文化財・無形文化財などを保護。1968年には文化庁も設置されている。

    • 異文化理解→多文化共生社会へ

      グローバル化が進み,クリスマス・ハロウィンなど,海外の多様な文化との交流・共存がはかられている。

      外国にルーツをもつ人の日本居住も増えている。

      スポーツ・芸術分野など世界で活躍する日本人も珍しくない。

    • 新たな日本文化

      漫画・アニメ・ゲームなどは「クールジャパン」の代表格として海外で高い評価を受けている。

  • 国内文化の地域的多様性

    日本各地に独自の方言や食文化などの慣習・祭祀が残る。また,北海道のアイヌ民族文化,沖縄の琉球民族文化なども存在する。

2 現代の社会を生きる

(1)社会集団

人は,個人としてだけではなく,家族・学校(その中にクラス・部活動)・職場・地域社会・地方公共団体・国家などさまざまな社会集団に属している「社会的存在」である。

人によっては組合・政党や宗教団体なども。

(2)対立と合意

男女両性の本質的平等が唱えられ,個人の基本的人権が尊重される社会では,社会集団の中で対立が起きやすい。そのようなとき,合意をめざすために,人々は,無駄を省く「効率」と,個人を尊重する「公正」を考えて歩み寄る。

他人に迷惑をかけない限り(公共の福祉に反しない限り),最大限個人の人権・自由は守られるべき,という考え方が民主主義社会では前提になっている。

「効率」はできるだけ皆が気持ちよくなれるように考えること。「公正」は手続きの公正・機会の公正・結果の公正など,数多く存在する。これらがきちんと意識されないとき,そこに「格差」が生まれる。

(3)すべての人をなるべく生かす〔活かす〕ために

すべての人を生かす〔活かす〕ための優先順位を決める作業を政治という。全員が直接話し合いに参加する直接民主制と,選挙で誰かを選んで意見を代表してもらう間接民主制がある。

話し合いでは,全員一致もしくは多数決で採決をとり,ルール〔きまり〕を決めたり,それを見直し,修正していく。大きな集団になれば多数決が普通になるが,少数意見を尊重する視点も必要。

ある社会集団に所属している人には「権利」があるかわりに「義務と責任」が発生する。そして,それぞれが,互いに決めたさまざまな契約・法やそれが積み重なった慣習・道徳を守り生きていく。

3 家族

(1)家族

  • 核家族

    夫婦,もしくは夫婦と未婚の子どもからなる世帯。全体の約60%を占める。

  • 拡大家族

    2つ以上の核家族からなる世帯。祖父母+核家族や,さらに+αなどの大家族。近年減少し全体の15%を切っている。

  • 単独世帯

    1人暮らし世帯。学生や独身者,とくに最近は配偶者の死別などで高齢者の単独世帯が増え,全体の25%を超えている。

(2)家族機能の外部化

  • 子育て

    学校・塾・習い事など。

  • 介護

    病院・施設・老人ホームなど。

  • コミュニケーション

    SNS・メールや,学校・職場・地域社会など。

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