講師

URLコピー

※講座タイトルやラインナップは2018年現在のもので、実際の講座と一部異なる場合がございます。無料体験でご確認の上、ご登録お願いいたします。

講師紹介

この授業の
サンプルテキスト公開中!

※サンプルテキストは実際の講座と一部異なる場合がございます。無料体験でご確認の上、ご登録お願いいたします。

消費生活

1 経済と家計

(1)経済活動

  • 経済とは?

    毎日の生活は,生活に必要な財とサービスをつくり(生産),それを必要なところへ運び(流通),使う(消費)ことで成り立っている。この生産・流通・消費のしくみを経済という。

    • 生活に必要な,目に見えるカタチのあるもの。財は原材料や機械などの生産財,生活の中で消費される消費財の二つに分類される。さらに消費財の中でも自動車や電化製品などのように長く使えるものを耐久消費財という。

    • サービス

      生活に必要な,目に見えないカタチのないもの。医療や教育など。

  • 経済の循環

    一国の経済は家計・企業・政府の3つの主体で成り立ち,その3主体の間をカネ・ヒト・モノが回っている。これを経済の循環という。

    • 家計

      消費の主体となると同時に,生産・流通・消費のために労働力を提供している。

    • 企業

      生産の主体として財やサービスを提供し,流通もおこなっている。

    • 政府

      国民の生活をよくするために,財政を通じて経済活動をおこなう。

(2)家計の収入と支出

  • 家計の収入

    家計に入る収入を所得といい,勤労所得(会社や役所などで働いて得る所得)・個人業主所得(農業や商店などの経営によって得る所得)・財産所得(預金の利子や家賃収入など,所有する財産から得られる所得)などがある。

  • 家計の支出
    • 消費支出

      生活に不可欠な食料費,家賃などの住居費,水道・光熱費や,医療費,教育費など。

    • 義務的な支出(非消費支出)

      国や地方公共団体への税金や社会保険料など。所得からこれらを引いたものを可処分所得といい,実際に使えるお金となる。

    • 貯蓄

      所得全体から消費支出を引いた残り。将来の支出に備え,現金や銀行預金,株式・国債などの形で蓄えられる。

2 消費者の権利と責任

(1)消費者問題と消費者の権利

  • 消費者問題

    高度経済成長のころから,商品の購入などをめぐって悪質商法など消費者の利益を損ねる消費者問題が発生。通信技術の発達した現代では,通信販売やオンラインショッピングなどでの契約上のトラブルも発生している。

  • 消費者の権利

    1960年代のはじめ,アメリカのケネディ元大統領は,消費者問題改善のため,消費者には「安全を求める権利」「知らされる権利」「選ぶ権利」「意見を反映させる権利」の4つの権利があると示した。以後,消費者が自分の意思と判断によって商品を購入するべきという消費者主権の考えが広まった。

(2)消費者の保護

  • 政府による消費者の保護
    • 消費者保護基本法(1968年制定)→消費者基本法(2004年)

      消費者の権利を明確にして企業と行政の責任を定め,商品によって発生する危害を防止するとともに,各地に消費生活センター,それをまとめる組織として国民生活センターを設置した。

    • 製造物責任法(PL法,1995年施行)

      企業がつくった製品の欠陥で消費者が被害を受けた場合,製品の製造者である企業に過失がなくても,企業に被害者の救済を義務付けたもの。

    • 消費者契約法(2001年施行)

      販売者が事実と異なることを告げて消費者と契約した場合,消費者はその契約の取り消しができることを定めた。

    • 消費者庁の設置(2009年)

      各省庁に分かれていた消費者行政をまとめて取り扱うために設置。

  • 消費者の動きと責任
    • 訪問販売などで商品を購入したあと,一定期間内であればその契約を無条件で解約できるクーリングオフ制度が導入された。
    • 消費者の側も,悪質商法などには常に慎重に行動するなど,自覚をもって行動する必要がある。

3 流通と貨幣

(1)流通のしくみと商業

  • 流通のしくみ
    • 商品の流通経路

      一般的な商品は,生産者から卸売業者・小売業者を経て消費者の手に届く。野菜や魚は,生産者からの品物を農協や漁協などの出荷団体を通して市場に送られてせりがおこなわれ,競り落とした仲卸業者から小売業者を通して消費者の手に届く。

    • 流通の合理化

      資金力のあるスーパーマーケットなどの大型小売店は,商品を生産者から直接仕入れて流通の費用を節約している。また,インターネットを利用したオンラインショッピングは,売り手と買い手を直接結ぶことで流通経路を短縮するとともに,在庫にかかる費用も節約できるとして注目されている。

  • 商業の発達

    卸売業者や小売業者など,生産者と消費者の間に入って流通にたずさわる仕事を商業といい,生産活動と消費活動を活発化させる役割がある。

    • 卸売業(問屋)

      生産者から商品を仕入れ,小売業者に販売する業者。

    • 小売業(小売)

      消費者に直接商品を売る業者。

      その他,在庫を保管する倉庫業,商品を運ぶ運送業などが流通を支えている。

(2)貨幣のはたらき

  • 貨幣のはたらき

    商品の購入などに使うお金を貨幣といい,次のような役割をもつ。

    • 価値の尺度として,商品の価値をはかることができる。
    • 交換の手段として,商品を交換する際に仲立ちをする。
    • 価値の保存として,銀行に預けて価値を保存することができる。
  • 貨幣の種類
    • 日本銀行は日本銀行券とよばれる紙幣を発行している。
    • 政府の財務省は硬貨とよばれる金属貨幣を発行している。
  • 通貨

    • 紙幣と硬貨を合わせて現金通貨(現金)とよぶ。
    • 銀行や郵便局に預けている貨幣を預金通貨(預金)とよぶ。
    • 現金以外にも,クレジットカードや電子マネーでの支払いが一般的となっている。

この続きは授業で!テキスト、演習問題のPDFが無料ダウンロードできる!

14日間無料体験!今すぐ会員登録

学年・科目を選択