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市場経済

1 市場経済と価格のはたらき

(1)市場経済

売り手(供給者)と買い手(需要者)によって商品が売買される場を市場といい,あらゆる市場において自由に商品の売買ができる経済のしくみを市場経済という。

市場には野菜や魚の価格をせりなどで決める卸売市場,株式を売買する株式市場,労働力を売買する労働市場などがある。

(2)価格のはたらき

  • 価格の決まり方

    市場経済において,商品の価格は需要量(市場で消費者が買おうとする量)と供給量(市場で売り手が売ろうとする量)の関係で決まる。これを市場価格という。

    • 需要量>供給量の場合,価格は上昇する。
    • 需要量<供給量の場合,価格は下落する。
    • 需要量=供給量となると,価格の変化がなくなり,市場が均衡状態となる価格(均衡価格)で取り引きすることができる。
    • 市場メカニズムは,売り手と買い手が自由に売買をおこなっていれば自然と均衡価格に近付くようになっている。これを価格の自動調節機能という。
  • 価格のはたらき

    需要量と供給量によって価格は上下するが,同時に価格が需要量と供給量を調節する。

    • 価格が上昇すると,その商品を買おうとする需要量が減り,高い価格で売りたいために供給量は増える。
    • 価格が下落すると,その商品を安く買おうとするため需要量は増え,売ってももうからないために供給量は減る。
  • 価格の内わけ

    市場に出される商品の価格は,生産費に流通経費,利潤を加えた価格となる。

    • 生産費

      原材料費・生産者の賃金・減価償却費(生産で消耗する機械などの価値を補う費用)・地代(生産のための土地を借りている場合)など。

    • 流通経費

      卸売業・小売業・運送業など流通の過程でかかった費用。

    • 利潤

      生産者や流通業者が得られる利益(もうけ)。

2 特別な価格と物価

(1)特別な価格

  • 競争のない市場での独占価格
    • 一部の少数の企業だけで市場を支配している場合(寡占市場),価格競争が弱いために利潤が大きくなるような価格設定(独占価格)をしたり,横並びで価格を決めたり(価格カルテル)することが多い。
    • 企業の利益が優先されて高い価格となり,消費者の不利益となることが多い。そのため,企業の競争を促すために独占禁止法が制定(1947年)され,公正取引委員会が市場経済の健全な発展と消費者の利益を守っている。

  • 生活にかかわりの深い公共料金

    国民生活にかかわりが深い料金については,国会や政府,地方公共団体が公共料金として認可や決定をおこなう。

    介護報酬などは国会や政府が決定,電気・都市ガス料金や鉄道・バス運賃などは政府が各事業者に認可,水道料金や公立学校の授業料などは地方公共団体が決定する。

(2)物価とインフレ・デフレ

  • 物価と物価指数

    一つひとつの物の値段(価格)ではなく,さまざまな商品の価格やサービスの料金を総合的にみて平均化したものを物価とよび,物価指数によって表される。

    物価指数は基準とした年の物価を100として,物価の変動を表したもの。日常生活に関係が深い商品の価格を表した消費者物価指数と,企業間で扱われる商品の価格を表した企業物価指数がある。

  • インフレーション〔インフレ〕

    物価が継続的に上昇すること。景気がよい(好景気)時に発生しやすい。物価が上がると一定のお金で買える物が減り,サービスも低下するので,お金の価値や実質賃金が下がる。すると,年金など一定の収入しか得られない人々の生活は圧迫される。

  • デフレーション〔デフレ〕

    物価が継続的に下落すること。景気が悪い(不景気)時に発生しやすい。物価が下がるので,企業の利益が減り,企業は倒産が増え,失業者も増える。

    物価が下がり,企業の利益も減ると,企業に勤める人の賃金も減る。すると,消費を抑えるため,物やサービスが売れなくなる。結果,企業は売り上げを伸ばすために商品やサービスの価格を下げる(=物価を下げる)。この繰り返しをデフレスパイラルとよぶ。

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