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国際社会の課題②

1 文化の多様性

(1)世界文化の多様性

  • 世界文化の多様性

    世界各地に暮らす人間は,その土地ごとの気候や風土に合った文化を,長い時間をかけてつくり上げてきた。各地の人間がつくり上げた文化に優劣はなく対等である。

  • 世界遺産

    各地に残る,人類にとって貴重な自然や遺跡・建造物などを,国連教育科学文化機関(UNESCO)が共有すべき世界遺産として登録し,保護に取り組んでいる。2001年,アフガニスタンの世界遺産バーミヤンの仏教遺跡が,イスラーム教のタリバン政権によって爆破されたことをきっかけに,UNESCOは「文化の多様性に関する世界宣言」を出した。

(2)宗教の多様性

文化の中でも宗教は人々の生活に大きな影響を与え,衣食住だけでなく政治制度にも影響を与えることが多くあり,それが異なる宗教との紛争の要因となることもある。

  • 世界のおもな宗教

    キリスト教・イスラーム教・仏教を三大宗教という。他にもインドなどで信者が多いヒンドゥー教,イスラエルで信者が多いユダヤ教,中国発祥の儒教などがある。

  • 教典

    たとえばユダヤ教・キリスト教は『聖書』,イスラーム教は『クルアーン〔コーラン〕』。

(3)異文化理解

グローバル化が進み異文化に接すると,自分の文化を標準化し,正しいもの・優れているものと思い込みやすい(=自民族中心主義)。異文化を理解するにはそれを認め合い,優劣をつけずに異文化として受けいれることが重要である(=文化相対主義)。

2 地球環境問題

(1)地球環境問題

  • さまざまな地球環境問題
    • 地球温暖化

      石油や石炭などの化石燃料を大量に消費することで,二酸化炭素などの温室効果ガスが増え,地球の平均気温が上昇する。すると北極圏や南極大陸の氷が溶けて海面が上昇し,キリバスやツバルなど,海抜の低い島国は水没の恐れがある。また,干ばつや洪水などの異常気象をもたらす可能性もある。

    • 酸性雨

      工場や自動車の排出(排気)ガスに含まれる窒素酸化物や硫黄酸化物が原因で,酸性の強い雨が降る。ヨーロッパや北米などで多く発生し,銅像を溶かすほど酸性の強い雨が,森林を枯らし,川や湖の魚を死滅させる。

    • オゾン層の破壊

      スプレーや電化製品に使われたフロンガスによって,地球を覆い,有害な紫外線を吸収するオゾン層が破壊される。南極上空などで発生して,紫外線を多量に浴びると皮膚がんなどを引き起こしやすい。

    • 砂漠化

      輸出や燃料にするための森林伐採や焼畑農業,過剰な放牧などをすることで,土地がやせてやがて砂漠となる。アフリカのサヘル地帯(サハラ砂漠の南部)や西アジア,中国内陸部などで起こっている。

    • 熱帯林の減少

      森林の伐採,周辺地域の開発などで減少する。南米アマゾン川流域や東南アジアで問題となっている。

  • 地球環境問題の対策

    温室効果ガスの削減,排出ガスの規制,フロンガスの製造・使用の禁止および使用製品の回収,先進国による砂漠化の防止,森林保護のための資金・技術援助など。

(2)国際的な取り組み

  • 国際的な取り組み
    • 国連人間環境会議(1972年,スウェーデンのストックホルム)

      「かけがえのない地球」をテーマに開催。国連環境計画(UNEP)を設立。

    • 国連環境開発会議(地球サミット,1992年,ブラジルのリオデジャネイロ)

      気候変動枠組み条約を結ぶとともに,環境と開発に関するリオ宣言を出し,環境保全と開発を両立させる「持続可能な開発」の達成をめざした。

    • 地球温暖化防止京都会議(COP3,1997年)

      二酸化炭素などの温室効果ガスの削減を先進国に義務付けた京都議定書を採択し,2005年に発効した。

      経済発展を最優先させるとして,二酸化炭素排出量第2位のアメリカが離脱したこと,最大の排出国である中国や発展途上国に削減義務がないなどの問題点が残る。

    • 温暖化対策として,温室効果ガスの削減の他に省エネルギー技術の開発や,太陽光などの自然エネルギーの利用などを促進している。
  • 先進国と発展途上国の対立

    意見の隔たりが大きく,京都議定書の次の削減目標が決まっていない。

    • 先進国の主張

      人類全体の課題である環境問題には,発展途上国を含むすべての国が参加すべき。

    • 発展途上国の主張

      環境問題の多くは先進国が放置してきたからであり,その責任を途上国に押し付けて開発を制限するのはおかしい。

  • 地球環境問題と日本

    2009年,アメリカや中国が参加するという条件付きで,温室効果ガスを25%削減(1990年に比べて)することを打ち出した。しかし,2011年の東日本大震災による原発事故で温室効果ガスを出す火力発電が増えたこともあり,2013年に3.8%削減(2005年に比べて)をめざすと改めた。

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