マーチって何?マーチの大学の特徴は?【ミニコラム】

早慶マーチなど、大学名を並べるときに良く聞かれる言葉が「マーチ」です。このマーチに含まれる大学はどこのことなのでしょうか?東京の有名私立のどこかというイメージしかない人もいるようですね。受験生として知っておきたいマーチについてご紹介します。

マーチの偏差値とイメージ

わかりやすく言うと、私立大の難易度で早慶、上智の次に来るのがマーチです。学部などにより偏差値の上下はあるものの、大学全体としての偏差値平均でこのような評価となっており、おおむね60以上の偏差値が必要とされています。「マーチ(MARCH)」とは、明治(M)、青山(A)、立教(R)、中央(C)、法政(H)で構成された用語です。関西の関関同立(関西、関西学院、同志社、立命館)と並べて紹介されることもあり、それぞれ首都圏及び関西の難関私立という位置づけです。

明治大学と立教大学の特徴

マーチの中でも、上位と言われているのが明治大学と立教大学です。明治大学の看板学部として古くは法学部があります。ある時期には商学部や政治経済学部が有名だったこともありましたが、他のどの学部も比較的バランス良いレベルを保っています。千代田区や杉並区、中野区や川崎にキャンパスがあります。立教大学はミッション系の学校で、池袋と新座にキャンパスがあります。明治、立教ともに東京六大学(東大、早稲田、慶応、明治、法政、立教)に含まれます。

青山学院大学と中央大学、法政大学の特徴

青山学院大学はミッション系の学校で文学部英文科や国際政治経済学部が特に有名です。青山と相模原にキャンパスがあります。中央大学は法学部が有名です。司法試験合格数にも定評があり、レベルの高いことがわかります。多摩や後楽園にキャンパスがあります。法政大学は、東京六大学の1つでもあり伝統のある大学です。市ヶ谷、多摩、小金井にキャンパスがあります。

時代によっても変わる大学の評価

マーチと言われる難関私大についてご紹介しましたが、有名学部や評価は時代によっても変わります。とはいえマーチに含まれる大学は、早慶、上智に次いで就職時に強さを見せる私大という面で魅力的な大学と言えます。もちろん、大学選びは大学の名前だけで行うものではありません。それぞれの大学でどのようなことが学べるのか十分に調べたうえで、マーチも視野に入れてみましょう。