
スタディサプリ国語講師
笹森 義通
中学生の
高校受験勉強法Presented by
国語公立高校入試 国語の勉強法

スタディサプリ国語講師
笹森 義通
いつ、何を勉強するかが「受かる」コツ!!
《序論》「まず、国語の勉強て何したらええの?」
中学3年生になって、「せや、受験勉強せな!!」と、高校入試を意識し出した皆さんは多いことでしょう。思い立ったが吉日、さあ受験勉強をはじめよう!!と、言いたいところですが、「何から勉強しよか、せや、部屋の片付けから始めたろ!」などと、困ったことになっている生徒諸君は少なからずいるのではないでしょうか。特に、「国語」という教科は、「いつ、何をすれば良いか」分かりにくい教科であると思います。しかし、受験勉強には、入試の時期から逆算して、「いつ、何をすれば受かるか」というコツがあります。ここでは、「受験勉強」 と「スケジュール」について、詳しくお話ししたいと思います。
また、「国語」には、「読解力」という特殊な能力(超能力?)のようなものも求められます。「いつ、何をすれば良いか」(タスク)と「身に付けるべき読解力」(アビリティ)についてもお話しします。
まずは、国語で求められる「読解力」とはどのようなものか、明確にしておきましょう。一般的に、「読解力」とは、文章を読むことで身につく、などと言われていますが、ただ漠然と読むだけではいけません。「語彙力」と「背景知識」と「読む力」が合わさって、「解く力」に繋がる、これこそが読解力なのです。普段から、読書や問題文に触れるとき、言葉の使い方、未知の表現、作者や作品、文章のテーマ性に関心を持って読むことを積み重ねて身につく、「読解力」とは、まさに「母語の総合力」と言えるのです。
では、その「読解力」を踏まえた文章の読み方、「国語精読セオリー」についてお話しします。大切なポイントは以下の三点です。
『国語精読セオリー』~正しく読み解く方法~
①言葉の知識
「国語ボキャビル(vocabulary building=語彙増強)の必要性」
まず文章を読むためには、言葉の知識(ボキャブラリー)が必要である。現代文では、漢字知識(漢字・熟語・ことわざ・慣用句・故事成語)・評論用語・文法知識など、古文では、歴史的仮名遣い・古文単語・古文文法など、漢文では、漢語・訓読法などいった、それぞれ国語の学習分野ごとに押さえるべき言葉の知識がある。
②作品背景の知識「背景知識(background knowledge)の確実性」
次に、文章ジャンル別の背景知識に注目する。例えば、評論で「身体論」が出題されたら、どういったパラダイムが重要か、古文で「枕草子」が出題されたら、どのようなことを「をかし」といっているのか、などといったことである。これを押さえておけば、文章の趣旨のミスリードが減り、読解の確実性が上がる。また、背景知識としての文学史も必要である。
③文章の構造を掴む「論理的把握力(grip of logic)の重要性」
そして、文章を「精読」する上で、押さえておきたいポイントが二つある。ただ単に言葉を追いかけるだけではなく、全体的な構造を掴むためである。
(a) 論理関係 → | 主語と述語の関係・指示語・接続語・程度の意味を表す副詞・具体例の箇所 |
(b) 修辞関係 → | 対比・並立・倒置・体言止め・比喩 |
これらの言葉をチェックして、言葉の意味と、前後の言葉の繋がりまで意識する。「論理」と「修辞」(文修飾)は、本文の論旨、主張に繋がることが多いので重要である。
これら三点を意識して読解演習を積み重ねることが重要です。
「で、いつしたらええの??」ということで、このあと中学3年生が、受験勉強を始めるにあたって、やるべきことと時期の関係について「必勝スケジュール」を、さらに「で、何したらええの??」ということで、「分野別勉強法」を紹介していきたいと思います。
公立高校入試 国語の勉強法
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国語の「読解力」は、「精読」と「知識」で身につきます。受験の国語をおもしろおかしく語ります。落語研究会出身なので、一緒に楽しく勉強しましょう!!
面白く学べる授業の作り手
笹森ささもり 義通よしみち高校で教師を3年間務めた後に、予備校の教壇に立つ。大手予備校で古文を担当し、担当講座は毎年満員御礼。また、制作するテキストからは、関西有名校の入試問題に的中続出。大手進学塾では、最難関高校対象の国語の講座を担当する。
【主な著作物】
・『国公立二次過去問選』(数研出版)
担当授業:
中学3年生国語 応用
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