CHILD REARING

【反抗期とは?】中学生の反抗期と向き合う時に知っておきたいこと

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
SHARE
【反抗期とは?】中学生の反抗期と向き合う時に知っておきたいこと

反抗期の意味は?思春期との違いってなに?反抗期がない子もいるって本当?

人生には二度の反抗期があるといわれています。イヤイヤ期といわれる乳幼児期と、小学生高学年から中学生くらいまでの思春期です。思春期の反抗期は、第二次反抗期ともいわれます。
始まりや終わりの時期、また反抗期の長さには個人差があり、中には目立つような反抗的態度を見せない子もいます。

思春期イコール反抗期という印象を持たれがちですが、そこに一定の法則や原理があるというわけではありません。ですが、確かに思春期の子どもは、親や教師に対し反抗的な態度をとることが多いといえます。ということは、どうやら思春期の特徴を知ることが、反抗期を理解する近道のようです。

思春期の特徴 体の変化と心のギャップ

なんといっても、思春期の子どもは身体的に目覚ましい成長を遂げます。

たとえば保護者のみなさんが、思うところあってある日筋トレを開始したとしましょう。するとどんな効果が働いたのか、理由こそ定かでないものの、予想外に肉体改造が進み、あれよあれよという間に自分の体が激変していったとしたら、どうでしょうか。きっと大きな戸惑いを感じることと思います。また逆に、ある日を境に急激な体力の衰えを感じ始めたとしたら、どうですか?今度は戸惑いどころでは済まないはずです。
そのように考えれば、思春期の子どもが体と心のアンバランスに戸惑い、様々な不安やストレスを抱えた結果周囲に反抗的な態度をとったとしても、それほど不思議なことではないといえるのではないでしょうか。

反抗的態度を作る原因

思春期の子どもたちは、急激な体の成長や変化に心の成長が追いついてくれません。
・身長は父親を追い越しそうだが、腕力ではかなわない。
・オレは大人なのか?それともまだ子どもなんだろうか?
・親は都合に合わせて「もう大人でしょ!」と「まだ子どもなんだから」を使い分ける。

さらに、中学に入れば先輩後輩といった上下関係がこの世に存在(時に支配)するのだ、ということを学びます。先輩への服従は絶対です。親の言うことには逆らえても、先輩の命令に背くことなど許されません。
そうした学校生活をとおして、思春期の子どもたちは様々な矛盾や理不尽さと闘いながら大人社会の一端を垣間見ていく一方、日々多種多様なストレスを抱え込んでいるのです。

一概にはいえませんが、反抗期に見せる反発は、単一的な理由によるものではありません。
不安・ストレス・不満・矛盾・自己主張…etc そういった「やり場のない思い」が、反抗的態度となってあらわれてくるのです。

全ての子どもが反抗期を迎えるわけではない

一方で、中には反抗期のない(または見せない)子もいます。
いわゆる裏表のある性格で、優越的地位を誇示できる相手にだけ虚勢を張りそれ以外の場所では良い子を装う、という場合には注意が必要ですが、反抗的態度を見せないからというだけで“普通の子と違う”などと悲観的な見方をする必要はありません。

きっとみなさんの周囲や職場にも、怒ったところを見たことがないといわれるような人がいらっしゃることと思います。思春期の子どもとて同じ。誰しも反抗するとは限らないのです。

反抗期になるとどうなるの? 特徴を知ろう!

性別による違い

反抗的態度をとるのは男子に多く女子に少ないなどと性別で線引きすることはできません。反抗期に男女の別はないのです。ただし、反抗的態度には違いがあります。

≪男子の場合≫
・暴力的言動
・物にあたる(投げたり壊したり)
・壁や机を叩くなど、大きな音を出す
・母親に暴言を吐く

≪女子の場合≫
・男性的言葉遣い
・母親に暴言を吐く
・部屋に閉じこもる(立ち入り禁止!と書いたりする)

≪共通の特徴≫
・挨拶や返事をしない
・化粧や髪を染めるなど服装が乱れる(目立ちたがり屋で個性的ともとれる)
・喫煙などの不良行為を試す

弱者に優しい

反抗期の子どもが見せるもう一つの特徴といえます。
たとえば、「そろそろお風呂入ったら」という一言。
母親が言うと、返って来るのは「うるせえんだよ!」
ところがおばあちゃんが言えば「わかってるよ」とマイルドな返事になります。
相手によって使い分けることができるということは、ただ感情に流されているというわけではない、ということです。つまり、反抗的態度は自己主張の一種と考えるべきでしょう。

大人が気をつけたい、反抗期の子どもとの接し方

反抗期の子どもたちは感受性が豊かです。腫れ物にさわるような思いで接する必要こそありませんが、導火線に火を点けるもととなるような言動は避けるべきで、注意が必要です。

これはNG!

大人が子どもと接する際に、ついやってしまいがちなNG例を紹介します。

・叩く
・自身の若かりし頃やよその子などと比較する
・くどくどと愚痴をこぼすように説教する
・干渉し過ぎる
・携帯やスマホを取り上げる

上記に加え、可能な限り夫婦仲を円満に保つことが大切です。
日常会話の端々に離婚を匂わせるような内容をちらつかせたりすることは慎んでください。不仲の原因は自分にあるのではないか、また逆に自分がいることで両親は離婚できず我慢しているのではないかなどと考え、「自分さえいなければ!」と極端な行動に走ってしまう可能性があります。

上手に接するコツ

最も大切なのは、家族愛を嫌みなく自然に感じさせる環境を作っておくことです。
疲れた体を横たえ、安心して羽を休められる場所はちゃんとここにあるんだよと、気持ちや言葉で伝えてあげることが情緒を安定させる特効薬だといえるでしょう。

また、小さなことでもよいので時々は褒めてあげ、感謝の言葉を伝えてあげてください。それは「いつも見守っているからね」というメッセージにもなります。

子どもにしてみれば、「うるせーな!」と反発しつつも、完全に放ったらかしにされてしまうと、それはそれで寂しかったり不安を感じたりするものです。
抽象的な表現ですが、適度な距離感を保つことで子どもの情緒は安定し反抗的態度をあまりとらなくなるようです。

反抗期の子どもに疲れた…お母さんたちがストレスを溜めないために

反抗期の子どもに振り回され、保護者のみなさんが過度のストレスに悩まされるというケースも少なくないでしょう。また、そういった傾向は家族の中でもお母さんに多く見られるようです。
母親が、子どもの当たられ役になる場合が多いことがその理由だと思いますが、実は十分に子離れできていないことも理由の一つと思われます。

反抗期も子どもが一人の人間として自立していくために必要な通過点の一つと捉え、見守りに徹する覚悟を決めましょう。子どもはいずれ巣立って行くのです。

また、子どもとのコミュニケーションが円滑でなくなってしまったという場合は、いろいろと工夫してみることも必要です。
直接の会話になかなか応じてもらえないというようなら、LINEやメールを使うという手段もあります。

さらに、進路などの重要な問題についてじっくり時間をかけて話し合う必要があるという場合、たとえば親戚のおじさんや小学生の頃から指導してもらってきたサッカーチームの監督など、お子さまが同意してくれるどなたかに同席してもらうようお願いすることも、有効な手段だと思います。
保護者にしてみれば、「親には話せずとも、他人になら話せるのか?」というジェラシーに似た思いも多々あるかと思います。しかし、そこは「反抗期だから仕方ない」と寛大な目で受け止めていただきたいと思います。
たとえ人を間に入れるかたちをとったとしても、大切なのは膝を突き合わせて話し合うことにあります。人を入れることで反抗的態度にセーブがかかり、お子さまが本音を語ってくれるようになれば、それはそれでとてもよいことなのですから。

子どもの反抗期を乗り切る秘訣は、ひとえに親の忍耐と工夫にあります。子どもたちと少し距離を置いて温かく見守ってあげる寛容さを、心がけるようにしましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
SHARE
神授業、見放題。スタディサプリ 会員数64万人神授業、見放題。スタディサプリ 会員数64万人

14日間無料で、
4万本以上の授業動画を受講いただけます。