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「伝説的プレゼン」もパリピな若者言葉にしたら台無しになった件!

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「伝説的プレゼン」もパリピな若者言葉にしたら台無しになった件!

プレゼンテーション能力の高さ。これはデキるビジネスパーソンか否かを決めるひとつの判断材料になりますよね。
そして聴く人の心を動かせるプレゼンには、言語力の高さが重要なのは言うまでもないでしょう。日本語スピーチなら国語力、英語スピーチなら英語力です。

そこで今回は、伝説的に語り継がれている名プレゼンを3つご紹介したいと思います! といってもただフツーにご紹介するわけではございません!
元ネタとなる偉大なるプレゼンと、そのプレゼンを“もしパリピな若者言葉だったら”バージョンで比較しちゃいます(笑)。

きちんとした国語力を備えたプレゼンがいかに素晴らしいプレゼンかという衝撃を、とくと味わってください♪

滝川クリステルさん/五輪招致 東京最終プレゼン(2013年9月)

オリジナル版・レジェンドプレゼン

東京はみなさまをユニークにお迎えします。
日本語ではそれを「お・も・て・な・し」という一語で表現できます。
それは見返りを求めないホスピタリティの精神、それは先祖代々受け継がれながら日本の超現代的な文化にも深く根付いています。
「お・も・て・な・し」という言葉は、なぜ日本人が互いに助け合い、お迎えするお客さまのことを大切にするかを示しています。

ひとつ簡単な例をご紹介しましょう。

もしみなさまが東京で何かをなくしたならば、ほぼ確実にそれは戻ってきます。例え現金でも。
実際に昨年、現金3,000万ドル以上が、落し物として東京の警察署に届けられました。
世界を旅する7万5,000人の旅行者を対象としておこなった最近の調査によると、東京は世界で最も安全な都市です。

(以下略)

パリピ風セリフ版・アゲアゲすぎプレゼン

東京はみんなを“超ウケる感じ”でウェルカム。
日本語的にいうと「お・も・て・な・し」というテンアゲワードっしょ。
お返しいらずのリア友精神、それな。ご先祖さまから受け継がれた、それな。
てか、日本の今のバイブスにも深く根付いてるってゆー次第。
「お・も・て・な・し」って言葉は、ホワイ・ジャパニーズピーポーがお互いにかまちょし合って、お迎えする外人さんたちのことをリアルガチで大事にするよって次第。

例を紹介しちゃいます。

もし外人さんたちが東京で何かを失くしても、とりま現ナマでも戻ってきます。
リアルな話、去年、現ナマ3,000万ドル以上が、落し物として、東京のおまわりさんに届けられたってゆー次第。
旅行大好きな7万5,000人の外人さんたちに聞いた最近の調査で、東京は世界で最もレベチで安全でパワスポ的な都市に選ばれましたからね。ワッショイ。

(以下略)

【編集部注】せっかくの気品あふれたクリステル節が、アゲアゲなテンションすぎて意味がよくわからない感じに…。特に冒頭の「ユニークにお迎え」を「“超ウケる感じ”でウェルカム」と言い換えてしまうあたりの衝撃たるや…

元「任天堂」社長・岩田聡さん/Wii発表プレゼン(2006年9月)

オリジナル版・レジェンドプレゼン

本日はお忙しい中、多数の皆様に「Wiiプレビュー」にお集まりいただき、ありがとうございます。
社長の岩田でございます。私からはWiiの開発コンセプトに関するお話をさせていただきたいと思います。

本題に入る前に、まずはじめにWiiを開発するに至った日本のゲーム市場全体の背景からお話ししようと思います。
ちょうど3年前になりますが、 東京ゲームショウの基調講演において私は、「日本のゲーム市場ではゲーム離れ現象が進行している」という私たちの現状認識をお話ししました。
このゲーム離れ現象に対応し、新たな成長への道を切り開くために、任天堂は「ゲーム人口の拡大」を基本戦略として掲げてきました。
(以下略)

パリピ風セリフ版・アゲアゲすぎプレゼン

おつです。今日はたくさんのパリピたちに「Wiiプレビュー」 に集まってもらって…あざっす!
おっす、社長っす!
俺っちからは、Wiiの開発コンセプトについてしゃべりたいと思うっす。

とりまガチ話に入る前に、まずはじめにWiiを作ろうと思ったきっかけとなった、日本のゲーム業界のヤバさについて語っちゃうっすね。
ちょうど3年前、 東京ゲームショウのイベントで俺っちは「日本のゲーム界ではゲーム離れ現象の進み具合がパない!」ってわちゃわちゃしゃべったっしょ。
このゲーム離れ現象を何とか食い止めるために、新しいバイブスを切り開くために、うちらは「ゲームやる人をもっと増やしたい件」を最低ラインの目標にしてきたわけっしょ。

(以下略)

【編集部注】世界的大ヒットを飛ばしたゲーム機Wiiを発表する場も、「おっす、社長っす!」というような軽いノリで来られると、すさまじく脱力してしまいますね(笑)。丁寧な言葉遣いを学び、身に付けることが、威厳とか風格にも繋がっていくんでしょうね。

元「Apple」CEO・スティーブ・ジョブスさん/iPhone発表プレゼン(2007年1月)

オリジナル版・レジェンドプレゼン

2年半、この日を待ち続けていました。

数年に一度、全てを変えてしまう新しい製品が現れます。それを一度でも世の中に送り出すことができれば幸運ですが…。アップルは幾度かの機会に恵まれました。

1984年、マッキントッシュを発表。アップルがPC業界全体を変えてしまいました。
2001年、初代iPodを発表。音楽の聴き方だけでなく、音楽業界全体を変えました。

本日、革命的な新製品を3つ発表します。

まず1つめ、ワイド画面タッチ操作の「iPod」。2つめ、革命的な携帯電話。3つめ、画期的なインターネットコミュニケーション機器。この3つです。
タッチ操作iPod、革命的な携帯電話、画期的なインターネットコミュニケーション機器。
iPod、phone、ネット通信機器。 iPod、phone…おわかりですね?

これらは独立した3つの機器ではなく、ひとつなのです。名前は、iPhone。本日、アップルが電話を再発明します。

パリピ風セリフ版・アゲアゲすぎプレゼン

ぶっちゃけ、2年半、この日を待ち続けてたってハナシ。

何年かに一回、全部を鬼変えちゃうパねぇ製品が出てくるよね。それを一回でも世の中に送り出すことができればラッキーかよってハナシで…。アップルは何度かチャンスに恵まれてたっしょ。

1984年のマッキントッシュ、それな。アップルがPC業界全体を変えたってハナシ。
2001年、初代iPod、それな。音楽の聴き方だけじゃなくて、音楽業界全体を変えたってハナシ。

でもって今日、初見(しょけん)でレベチな新製品を3つ発表しちゃうよ。

とりま1つめ、デカ画面タッチ操作の「iPod」。2つめ、盛れまくるケータイ。3つめ、鬼すげぇインターネットコミュニケーション機器。この3つです。
タッチ操作iPod、盛れまくるケータイ、鬼すげぇインターネットコミュニケーション機器。iPod、phone、ネット通信機器。

iPod、phone…ちょま、もうネタバレかよ!(笑)
こいつらは一個一個別々じゃなくて、ひとつってハナシ。名前はiPhone。今日、アップルが電話をワッショイします。

【編集部注】ジョブズさんの伝説的プレゼンも、パリピ風セリフに置き換えると全く内容が頭に入ってこない不思議…(笑)。特にラストの「再発明」を「ワッショイ」と訳すところは、もう異次元すぎて理解不能です! プレゼンって“話す内容”がいくら素晴らしくても、“話す言葉”が拙いと全く響かなくなるんですね。

残念な方を子どもに読み聞かせてみよう!

どうでした?

いかに偉大なプレゼンでもこんなにもしょっぱい気分になってしまうものなんですよね。国語力がいまひとつ(どころじゃない)の場合、残念ながらそもそも何を話しているか理解に苦しむレベルになってしまうことも…。

今回ご紹介した3名のような大舞台でのプレゼンテーションはそうそうないにせよ、日常で使用している言葉は大事な場面でつい出てきてしまうものです。入試で面接を行う学校もありますから、受験を控えたお子さまには、ぜひ言葉づかいに気をつけるようしつけたいところですね。

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