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「学校で習ったことと違うじゃん!」“アメリカ英語”と“イギリス英語”の違い

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「学校で習ったことと違うじゃん!」“アメリカ英語”と“イギリス英語”の違い

英語にはアメリカ英語(アメリカ式)とイギリス英語(イギリス式)があるのをご存知でしょうか。

英語は、元はイギリスで生まれた言語でしたが、アメリカへの移民によって英語を使う国が2つに分かれ、それぞれ独自に発展していった結果、今の2通りの英語が存在するようになったのです。

ちなみに日本の学校で教えているのはアメリカ式の英語に近いそうですよ!

ですから、イギリス人たちから、

「英語は文字通り“英国”語!イギリス人が喋るイギリス式こそが本物の英語なのに、何で日本ではアメリカ式を学んでいるんだい!?」

なんて不満の声が聞こえてきそうですね(あくまで想像ですが)!

とは言っても「具体的にどう違うの?」と疑問をお持ちの方もいるかと思いますので、それぞれどんな特徴があるのか、簡単にご紹介しましょう!

“アメリカ式”と“イギリス式”、5つの違い

発音の違い

「アメリカに旅行して現地の人に道を訪ねた時に、『Thank you!』と言ったら『ノラロー』と返事をされ、何を言っているのかわかりませんでした。よくよく考えたら『ありがとう』の返しは『どういたしまして』が普通なので『Not at all』だと気付きましたね。ちゃんと発音してくれよーと思ったんですが、アメリカではそれが普通みたい」(20代女性)

イギリス式では母音をきちんと発音するので、「Not at all」は「ノッタットー」と聞こえます。それに対してアメリカ式では“t”に母音が付くと“r”のような発音になるので「ノラロー」と聞こえるんですよね。

また、単語のアクセントにも違いがあって、「香水」を指す「perfume」はイギリスでは“per”にアクセントを置き、アメリカでは“fume”にアクセントを置きます。日本でも地方によってアクセントを付ける位置が違う方言がありますが、それと同じようなものなのでしょう。

スペルの違い

「親に買ってきてもらった英和辞書を使って単語調べをしていたら、教科書に載っているはずの単語が辞書に載っていないんです。先生に聞いたら『イギリス英語の辞書買ってきちゃったかー』と言われました。イギリス英語ってなんだよ!同じ英語じゃないの!?」(10代女性)

例えば、「お気に入り」という意味の「favorite」はアメリカ式で、イギリス式では「favourite」と書きます。“our”の音節にアクセントがない単語はアメリカ式では“u”を省くことが多いんです。

また、アメリカ式の“er”で終わる単語はイギリス式では“re”と綴られることが多く、例えば「中心」を意味する「center」はイギリス式では「centre」になっちゃうんです。もちろん例外はあって、必ずしもこうなるわけではないのでご注意を!!

イントネーションの違い

「英語(アメリカ式)では質問をするときに語尾を上げると学校の先生に習っていたんですけど、大学時代にできたイギリス人の友達は疑問文でも語尾を下げるときと上げるときがあったんです。質問なのか普通の会話なのか分からなかったので、最初のうちはコミュニケーションに困ることが多かったですね。その後、会話の最初に『Do』やBe動詞が来るかどうかで判断できるようになりました」(20代男性)

イギリス式では特に、「Yes」か「No」かで答えられる質問は下がり口調になるんだとか。アメリカ式では基本的にすべての疑問文が上がり口調なので、慣れないと聞き取りにくいかもしれませんね。

単語そのものの違い

「留学でイギリスに行った際、友人が『サッカー』のことを『football』と言ったり、『ポテトチップス』のことを『crisps』と呼んだりしていたんですよ。私の知ってる単語とは違うと言ったら『それはアメリカの言い方でイギリスでは違うんだよ』と。同じものなのに呼び方が違うなんて不思議だなぁと思いました」(20代女性)

日本でも地域によって「トウモロコシ」を「トウキビ」や「ナンバ」と呼んだり、「自転車」のことを「チャリンコ」や「ケッタ」と呼んだりするのと同じで、イギリスとアメリカでも同じものを違う単語で言い表すことがあります。例えば、「エレベーター」をアメリカでは「elevator」と呼びますがイギリスでは「lift」と呼び、「携帯電話」をアメリカでは「mobile phone」と呼びますがイギリスでは「cellphone」と呼ぶんだとか。

ただ、アメリカ式の単語がイギリスで全く通じないとか、イギリス式の単語がアメリカで全く通じないとか、そういうわけではないのでご安心を♪

文法の違い

「イギリスで働き始めてすぐの頃、まだ英語が完璧ではなかったので会社の同僚にレッスンをしてもらっていたんですが、イギリスでは昔の話をするときは過去形じゃなくて過去完了で話すんだよ、と教わりました」(20代女性)

過去完了は昔に起きた出来事が今でも続いている状態を説明するときの文法。例えば鍵をなくしてしまったという時、アメリカでは単純に「I lost my key.」といえば伝わりますが、イギリスの場合は「I have lost my key.」(鍵をなくした状態が今も続いている様子)と言わなければいけないんです!

また、何かを持っている際には、アメリカ式であれば「have+○○」で済みますが、イギリス式では「have got+○○」と言ったりするんですよね。

おそらく面倒くさがりな人によって、本来の表現が省かれたり短縮されたりしたんでしょうね!

“違い”を楽しめるようにしましょう!

この他にもイギリス式とアメリカ式には細かい部分で違いがたくさんあります。

ですが、もちろんどちらの英語が正しいとか間違っているとかいうわけではなく、地域ごとに特色があるというだけの話。イギリス内でもスコットランドやイングランドでは語彙や使い回しに違いがあったりして、イギリス式と一口に言っても実は厳密に統一されているわけではないんです。

英語を勉強するときはこういった多様性を感じながら学ぶと、単なる暗記ではなく、興味を持って学習できるのではないでしょうか。

お子さまと英語の勉強をする際は、ぜひ言葉の面白さとして今回紹介したようなイギリス式とアメリカ式の違いを教えてあげてくださいね!

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