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あの有名な言葉が日本発祥じゃない!?日本語版と英語版の「ことわざ」徹底比較!

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あの有名な言葉が日本発祥じゃない!?日本語版と英語版の「ことわざ」徹底比較!

みなさん、ことわざにはどれくらい慣れ親しんでいますか?日常会話やちょっとした文章表現の中で、サラッと活用できたらカッコイイですよね。言うなれば、ことわざとは人々に古くから伝わる教訓。思いついた言葉をただ並べてしゃべるよりも、ことわざに頼った方が説得力はず~~~っと大きくなるんです!

と・こ・ろ・で!日本国内で登場することわざはもちろん日本語ですが、もともと英語だったフレーズを和訳して、日本風にアレンジしたものも多いという事実をご存じでした!?

外国のデキる人たちが“ことわざ=proverb”を昔から使いこなしていたのであれば、自分の国に取り入れてみたくなっても全然おかしくはないはず…。

また、日本のことわざと意味は似ているのに「英語だと少しニュアンスが違うぞ?」「これは外国ならではの比喩かな?」なんて発見もあって、英語のことわざはなかなか面白いんですよ♪

今回は、そんなことわざワールドにみなさんをご招待します!

英国・米国から入ってきた「ことわざ」たち

一石二鳥/To kill two birds with one stone

早速、有名なものから見ていきましょう。「一石二鳥」、鳥が2羽いるところに1つの石を投げたら2羽とも仕留められたぞラッキー!という意味のことわざですね。漢字の四字熟語なのでいかにも日本が発祥なのかと思いきや、イギリスでは17世紀頃から使われていたそうなんです。

オリジナルの英語版は「To kill two birds with one stone」。ほとんど直訳なのですが…“kill”って!!ちょっと物騒!!確かにそういうことなんでしょうけど、冷静に考えてみれば鳥さんにはかわいそうなことをしています…。

時は金なり/Time is money

続いては「時は金なり」。“なり”だなんて古風な言い回しをしていますが、これも「Time is money」という英語のことわざが元!広めたのは18世紀のアメリカの政治家、ベンジャミン・フランクリン。彼は自著の中で、こんなことを書いています。

「丸1日働けば1万円稼げるヤツが、半日だけぶらぶら散歩したり、家でぼーっと過ごしたりするとどうなるんだろうね?たとえその間に数百円しか金を使わなかったとしても、ホントの出費はそれだけじゃないよなぁ…そう、現実には半日分の給料5000円を使ってることにもなる!むしろ、5000円捨てちまったも同然なんだッ!!」(※実際の文章には円の代わりに、シリングとペンスという外国の通貨が出てきます)

フランクリンは「時間ってお金と同じくらい大事だよね♪」という軽~いノリではなく、なかなかシビアなお言葉を残しておられるのでした。彼の肖像はアメリカの100ドル紙幣に描かれており、死んでしまった後でもお金と縁が切れないとはさすが!?

隣の芝生は青い/The grass is always greener on the other side of the fence

隣の家の芝生は自分の家の芝生より青く見える、すなわち他人のものは何でもよく見えてしまうという意味のことわざです。いやいや、相手からすれば同じことですって!みなさん自信を持ちましょうよ!…なんて議論はさておき。

隣の芝生は“青い”といいつつ、英語版の方には“greener”という単語が見つけられますね。緑を指す形容詞、グリーンの比較級です。「そこはブルーの比較級“bluer”の出番じゃないんかい!」とツッコミを入れたくなるかもしれませんが、信号機をイメージしてみてください。私たち日本人は普段、緑色の信号を青と呼んでいるではありませんか!もしや、これが国民性?

鉄は熱いうちに打て/Make hay while the sun shines

日本語版は「Strike while the iron is hot」という英語の和訳です。鉄を加工する場合は、一度熱して軟らかくしちゃいましょう。その方が、形を整えたり強度を鍛えたりするのに好都合だからです。冷める前に打つべし、打つべし!

一方でスペインの作家、セルバンテスは「Make hay while the sun shines」という別の比喩でこの教訓を表していました。家畜を育てるにはエサを食べさせなくてはいけないのに、新鮮な草が取れない季節もあります…。だったら「太陽が照っているうちに干し草を作れ」!天気が晴れたらチャンス到来だと日頃から意識し、草が日持ちするよう乾燥させてストックしておけば安心なんです。私たちが何かアクションを起こす時も、「今だ!」というタイミングを逃してはいけません!

覆水盆に返らず/It is no use crying over spilt milk

お次は英語ではなく、中国の悲しい故事成語が由来になっていることわざです。お盆からこぼれた水を元に戻せないのと一緒で、一度別れた夫婦はもう復縁できないという…。このエピソードが転じて、取り返しのつかない失敗をしてしまった時にも使われますね。

英語では「It is no use crying over spilt milk」ということわざが近い意味を持っています。「こぼれてしまったミルクのことを嘆いてもしょうがない」…なるほど、水じゃなくてミルクですか。水なら台所の蛇口をひねればすぐに出てきますが、ミルクはお店で買ったり酪農をしたりしないと手に入りませんよね。嘆きたくなるのは、水よりもミルクの方が貴重だから!?

日光を見ずして結構と言うな/See Naples and die

“日光”って、お日様のことじゃないですよ。修学旅行で訪ねた人も多いでしょう、栃木県にある日光東照宮のことです。建物の立派な装飾はもちろん、”見ざる・言わざる・聞かざる”のスリーモンキーズを代表とする木彫り像もあって、見ごたえたっぷり!あの有名な徳川家康ゆかりの地ですし、こんなことわざが存在する理由も頷けます。

これと似通っているのが「ナポリを見てから死ね!」という、ちょっぴり過激なイタリアのことわざ。「ナポリを見る前に死んじゃったら人生マジもったいないよ!」と、逆説的に訴えているわけです。そこまで評価されるナポリとは、どれだけ美しい街なのでしょうか?世界三大夜景や港に含まれることはあれど、あまり治安はよくないのが現状らしく、「ナポリを見たら死ぬ」なんて皮肉も…。

百聞は一見に如かず/Seeing is believing

説明をくどくどと100回聞かされるより、ホンモノを1回でも見ちゃった方が早く理解できるようなケースもありますよね?先ほどのことわざを引きずってしまいますけど、日光東照宮の豪華絢爛な素晴らしさもそうですし、ナポリだって誰かのネガティブな感想とは裏腹にメチャクチャ楽しい街かもしれないのです。

英語では「Seeing is believing」、つまり「見ることは信じることだ」といいます。何かをリサーチする際、他人の話やメディアの情報だけでもそこそこ知ったつもりにはなれますが、真に納得したいのならやっぱり自分の目で直接確かめるのがベストではないでしょうか!

表現は違っても教訓の意味合いは万国共通!?

いかがでしたか?

日本人発案の言葉かと思いきや、実は海外の人たちが考えた格言だったことを知ると、「言葉や文化は違えど人間が辿り着く境地は万国共通なのだ!」ということに気付かされて、なかなか面白いですよね。

ことわざというと国語の勉強と思い込みがちですが、このように由来を探っていくといつの間にか英語の勉強にもなってしまうという事実!

ということで、お子さまにちょっとした雑学として「あのことわざって実は英語が元になっているのよ」なんて教えてあげれば、国語にも英語にも興味を持ってくれるかもしれませんよ!

まさに「一石二鳥」(To kill two birds with one stone)♪

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