海を舞台に夢は広がる。様々なフィールドで活躍する幹部海上保安官を養成
広島県呉市のキャンパスで4年間、幹部海上保安官として必要な高度な学術・技能を修得します。在学中は授業料等不要、給与も支給。卒業時には日本で唯一の「学士(海上保安)」の学位が授与されます。
海上保安大学校を卒業した先輩のお仕事
「現場」での経験を行政官としての仕事に生かしています
海上保安庁 本庁危機管理第一係 勤務
山崎 貴弘さん
海上保安大学校を卒業後、稚内で取締りや救難の業務を経験した後、石垣島で領海警備業務に従事しました。現在は霞が関にある海上保安庁の中枢となる本庁で危機管理に関する政策の企画・調整を担っています。一昨年には、ソマリア周辺海域へ海賊対処のために派遣される護衛艦に海上保安庁や自衛隊との調整役として乗艦しました。現場最前線から霞が関での行政官まで様々なポストで活躍し、日々自身の成長に繋げられることが魅力です。本庁で働く際も、脳裏にはいつも現場が見えています。特に、巡視船に乗っていたときに感じた、「こういう仕組みがあればもっと現場作業がしやすくなるのに」などの経験を行政官の仕事に生かそうと心がけています。
海上保安大学校の卒業後の進路データ(2023年3月卒業生実績)
卒業者数: 54名
就職者数: 54名
就職率: 100%(就職者数/卒業者数)
入学と同時に海上保安官として採用となります。
海上保安大学校の資格取得
主な目標資格
[第一群(航海)]
取得できる資格:三級海技士(航海)筆記免除、一級海上特殊無線技士、二級陸上特殊無線技士
取得を目指す資格:三級海技士(航海)、一級小型船舶操縦士、一、二級海技士(航海)の筆記試験
[第二群(機関)]
取得できる資格:三級海技士(機関)筆記免除、一級海上特殊無線技士、二級陸上特殊無線技士
取得を目指す資格:三級海技士(機関)、一級小型船舶操縦士、一、二級海技士(機関)の筆記試験
[第三群(情報通信)]
取得できる資格:航空無線通信士、三級海上無線通信士、一級海上特殊無線技士、二級陸上特殊無線技士
取得を目指す資格:基本情報技術者試験、一、二級陸上無線技術士、第二級海上無線通信士、一級小型船舶操縦士
海上保安大学校の就職支援
卒業後、幹部海上保安官として様々な分野で活躍できます
卒業した学生は、6ヶ月の専攻科を修了の後、3ヶ月の研修科国際業務課程へ進み、実用英語能力、国際関係知識等の国際業務対応能力の習得および現地赴任に当たり必要な実務能力の取得を図ります。その後は海上勤務、陸上勤務を交互に経験しながら、さまざまなキャリアを積み幹部職員となります。希望と適性により、航空機のパイロット、特殊救難隊員、潜水士、国際捜査官、大学校教官などの分野に進むほか、大使館・国際機関等の在外機関に出向する機会もあり、海上保安業務において多方面で活躍することができます。
海上保安大学校の問合せ先
海上保安大学校に関するお問い合わせはこちらへ
海上保安庁総務部教育訓練管理官
〒100-8976 千代田区霞が関2-1-3
TEL:03-3580-0936
海上保安大学校のアクセス情報
広島県呉市若葉町5-1 地図
- 最寄り駅:
- 呉線「吉浦」駅下車、北門まで徒歩30分
- 呉線「川原石」駅下車、北門まで徒歩30分
- 呉線「吉浦」駅最寄の「吉浦駅前」バス停から広電バス吉浦天応線(路線番号34)「東畑(ひがしはた)」行きを利用25分、「海上保安大学校入口」バス停下車、正門まで10分
- 呉線「呉」駅最寄の「呉駅前」17番バス乗り場から広電バス吉浦天応線(路線番号34)「天応福浦(てんのうふくうら)」行きを利用35分、「海上保安大学校入口」バス停下車、正門まで10分