母と折り合いが悪く、尊敬できません。【オリラジ中田の参考書じゃなくオレに聞け!】

オリエンタルラジオ中田敦彦 参考書じゃなくオレに聞け!

受験生は勉強に集中しなくちゃいけないのはわかっている。けど、自然と恋することだってあるし、友達とケンカすることだってある。そんな受験中の「誰かに相談しにくい悩み」をアノ先輩が答えてくれる!

Question
イメージイラスト 母と折り合いが悪く、大嫌いではないのですが、尊敬できません。これっておかしいですか? (パン子・女・高校2年生)

Answer

親と折り合いがつかないのは
「普通」!

オリエンタルラジオ中田敦彦さん

「親」は一番尊敬しにくい存在

イメージイラスト2
近すぎると、その大切さにも気づきにくい。ひとり暮らしをはじめて親元を離れると、その存在の大きさがわかるはずだ。

「尊敬」って、人間関係の核になるものだよね。相手を尊敬できていれば、ほとんどのことは受け入れられる。でも逆に尊敬がないと、なにを言われても反発したくなる。特に親ってあまりにも近い存在だから、すごく尊敬しづらいんだよね。

親になってみると、子どもを育てることのすごさを思い知らされるけど……子どもの立場だと、そんなことはわからなくて当然。尊敬できないタイプの親だっているしね。

でもキミは「大嫌いじゃない」と言ってるから、なにか決定的な理由があるわけじゃなくて、漠然と尊敬できないんだよね。オレもキミと同じような気持ちがあったよ。「なんかうちのお母さん、ファッションセンス悪くない?」「お弁当のクオリティ、低くない?」「家でダラダラしてばっかりじゃない?」ってね。それに、実は父親とずっとわだかまりがあったんだ。

ひとり暮らしで適切な距離を

オリラジ中田さんインタビュー
「高校の時、父親からあれこれ言われるのが嫌でしょうがなかった!」と振り返る中田さん

つまり、親と折り合いがつかないのは普通のことなんだ。みんなは今、どんどん自我が芽生えて自立したい気持ちになってくる時期。親と仲が良いほうが珍しいんじゃないかな。

だから親とうまくいかないなら、家を出られる時期になったときにひとり暮らしを始めてみよう。親との関係は、ひとり暮らしをするようになってからが始まり。離れて暮らして適切な距離をとってみると、「なんだ、親って普通の人間なんだ! 悪いところも良いところもあるんだな」と思えるようになる。

それに、「子供の自立」「巣立ち」というのは、親にとって子育てが大成功した証でもある。ダラダラと実家にいるよりも、よっぽどいいことなんだ。ひとりで暮らしてみることで、家事の大変さを知り、社会の厳しさを実感し、親の偉大さが身を持ってわかるんじゃないかな。そうすると自然と「親孝行しよう!」という気持ちも湧いてくるはずだよ。

オレもね、結婚したときに父親との関係がスコーンって解決したんだ。大人になればお互いに「なにをいがみ合ってたんだろう?」って思うときがきっと来るから、その日を待ちたいね!

まとめ

親と折り合いがつかないのは当たり前のこと。
ひとり暮らしで自立しよう!

バックナンバー