宮城県公立高校入試日程・内申点・入試問題(3か年)
・傾向と対策

入試問題のダウンロード・傾向と対策など
平成31年度(2019年)に受験を迎える方への情報をご案内します。

入試制度

平成30年7月時点での情報です。最新の情報は宮城県教育委員会のホームページでご確認ください。

宮城県の入試日程
(平成31年度)

前期選抜

・学力検査等:1月31日(木)

・合格者発表:2月8日(金)

後期選抜

・学力検査等:3月6日(水)

・合格者発表:3月14日(木)

宮城県の入試制度
(平成31年度)

調査書

前期選抜

(3年間の3教科〈国語・数学・英語〉の評定値の合計)+2×(3年間の 3教科以外の評定値の合計)の225点満点。

後期選抜

(3年間の5教科〈国語・社会・数学・理科・英語〉の評定値の合計)+2×(3年間の5教科以外の評定値の合計)の195点満点。

前期選抜

検査内容

・学力検査:国語、数学、英語の3教科で、各教科50分・各100点の計300点満点。学校によっては換算を行う場合があり、全体では75点~300点の範囲となる。なお、特定の教科において傾斜配点を行った場合でも、合計点が300点以内となるように換算する。

・学校独自検査:面接、実技、作文のうち少なくとも一つを実施する。満点は学校ごとに定め、全体では75点~300点の範囲となる。

選抜方法

2段階に分けて選抜する。

・第1段階…調査書点+学力検査点+学校独自検査点の合計点上位の者について、 調査書の記載事項も用いて選抜する。

・第2段階…調査書点+学力検査点+学校独自検査点の合計点と調査書の記載事項を用いて、総合的に選抜する。

後期選抜

検査内容

・学力検査:国語、社会、数学、理科、英語(放送によるテストを含む)の5教科で、各教科50分・各100点の計500点満点。

・学校独自検査:面接、実技を実施する学校がある。

選抜方法

学校により、調査書と学力検査の重視の仕方が異なり、「調査書重視型(7:3または6:4)」「同等型(5:5)」「学力検査重視型(3:7または4:6)」から予め定められている。これを基にした相関図を用いて2段階に分けて選抜する。

入試問題

宮城県公立高校の入試問題は 宮城県公式Webサイトよりご確認の上お取り寄せください。

出題傾向と対策

※平成30年7月時点の情報です

英語

基礎問題から総合問題まで幅広い力が求められる!

例年、リスニング・文法と語彙・長文総合2題・読解と英作文の大問5問構成で、小問数は30問程度。選択式・記述式の両方が採用されており、記述式の中には完文で書かせる英作文も見られる。

リスニングは対話文を聞いて質問に対する絵を選ぶ問題、応答文を選ぶ問題、対話文を聞いて質問に対する答えを選ぶ問題が出されている。選択肢をあらかじめ読んで質問事項を想定し、質問文の疑問詞を聞き逃さないようにしよう

大問の2つめは、文法と語彙の問題である。基本的な語彙や文法・連語の復習が必要である。

長文総合は、内容把握はもちろんだが文法知識で解けるものもある。一方で、内容を把握しているかが試されるので、長文読解の総合力を養っておく必要がある。具体的な内容指摘を日本語で説明させるものや英問英答はよく見られる

英作文は、チラシやグラフといった資料の内容の読み取りや絵とセットで条件作文が出されているのが特徴的。あるテーマについて自分のことを英文で説明できるように練習しておく必要がある。

平成30年度の問題構成(50分・100点満点)
項目 内容 配点
1.リスニング 絵を選ぶ、応答文、対話文と質問 21
2.文法、単語 対話文完成、単語 13
3.長文総合〈気球フェスティバル〉 語形変化、指示語の内容、整序作文、英問英答、内容一致文選択 23
4.会話文〈図書館の利用〉 指示語の内容、整序作文、適語句補充、適文選択、英問英答、内容一致文選択 31
5.英作文 条件作文 12
過去3年の出題内容
分野 出題内容 16 17 18
英文法・語彙 空所補充
語形変化
整序英作文
文法問題(長文形式)
語彙
和文英訳
長文読解 指示語
文整序・脱文挿入
長文中の空所補充(単語レベル)
長文中の空所補充(文レベル)
英問英答
日本語記述
内容一致
資料問題
要約
長文を踏まえての作文
英作文 自由英作文(問題意識を問う)
自由英作文(自分を問う)
自由英作文(交流)
イラストを用いた英作文
リスニング 短めの対話を聞いて答える
ビジュアル問題
書き取り
リスニング総合問題

数学

関数、図形単元の対策を確実に。速く正確に解くトレーニングを!

例年、大問4題の構成で総問題数は25問程度。難問も含まれているので50分の時間は短く感じられるだろう。要領よくこなしていくことが必要とされる。

大問1は計算問題や各単元の基本事項を中心とした独立小問題。冒頭に計算問題が5題程度出されるので、ミスの無いように全問正解を目指したい。その他の問題は幅広い範囲からの出題なので、苦手単元をつくらないようにしておくことが重要だ。大問2も独立小問形式だが、やや思考力が必要な問題が含まれる。近年は方程式の文章題、関数、図形、確率から出題されているので、しっかりと演習しておこう。大問1と2だけで配点の6割以上を占めるのも特徴的

試験の後半は大問3で関数、大問4で図形が出題される。関数は、速さや水量の変化など、様々なテーマから出題される。問題の条件を確実に読み取ること、与えられた関係をグラフに表すことなど、類題を数多くこなしておくことが必要。図形は、ここ数年は円を中心に出題されている。記述式の証明問題も含まれており難易度は高め。平方根や三平方の定理を利用した複雑な計算なども正確に解けるようトレーニングをしておこう。

入試本番を想定し、前半の問題を素早く正確に解答し、後半の応用問題にじっくりと時間を使って得点をすることを心がけて演習を重ねよう。

平成30年度の問題構成(50分・100点満点)
項目 内容 配点
1.独立小問9題 数の計算2題、式の計算、式の値、平方根の計算、2次方程式、反比例、標本調査、立体図形の計量 34
2.独立小問8題 連立方程式の文章題、平面図形の計量(回転移動)、関数 y = a x2、確率(コインの表裏と点の移動) 30
3.いろいろな事象と関数 ゴンドラとリフトの移動について 18
4.平面図形(円) 相似の証明、線分の長さ、三角形の面積 18
過去3年の出題内容
分野 出題内容 16 17 18
数と式 数の計算・平方根の計算
数の性質・平方根の性質
式の計算・因数分解
数の規則性
図形の規則性
方程式 1次方程式
1次方程式の文章題
連立方程式
連立方程式の文章題
2次方程式
2次方程式の文章題
関数 関数の基本
いろいろな事象と関数
関数と図形
図形 作図
面積・面積比
線分・角
円・円周角
証明
立体図形の計量
円錐・球
最短距離の問題
立体の切断
確率・統計 確率
資料の活用

国語

バランスの取れた読解力と記述力を身につけよう!

大問は、小説・論理的文章・古典・漢字と話し合い・作文の5問構成になっている。文章量は小説がやや短いが、全体的に標準的である。設問の難度や問題量も標準的であるため、非常にオーソドックスな入試と言える。作文の配点が20点と高めなのが特徴である。

大問1の小説は、生き生きとした心の動きを描いた場面が好まれる。記述問題は、心情を答える場合でも比較的読み取りやすい部分が選ばれているので、簡潔にまとめるようにするとよい。文法問題では、品詞の問題がよく出題される。大問2の論理的文章は、高校入試でおなじみの筆者の文章がよく出題される。やや抽象的だが、具体例も多い内容で、注釈もくわしくつけられているので、要点・要旨を確実につかんで、読解に生かすようにしよう。大問3の古典は、随筆から漢詩まで幅広く出題される。短い言葉で要旨を記述する問題に慣れておこう。大問4の漢字は、読み書きともに標準的なレベルである。「話し合い」のテーマは、和歌や俳句の鑑賞や言葉づかい、学校行事の紹介など様々である。表現技法や語句、敬語表現の問題が多く出題されているので、基本的なものはおさえておきたい。大問5の作文は、与えられたテーマについて、理由や意見を述べるものである。指定字数が多いので、書き始める前におおまかな文章構成を練り、体験を踏まえた具体例を加えて、内容に説得力を持たせるとよい。

平成30年度の問題構成(50分・100点満点)
項目 内容 配点
1.小説〈「ひかりの魔女」山本甲士〉 心情把握、内容把握(2問)、理由説明(2問)、主題把握 24
2.論理的文章〈「科学的とはどういう意味か」森 博嗣〉 接続詞・副詞挿入、内容把握(4問)、要旨把握、表現把握 24
3.古文〈「三冊子」服部土芳〉 主語把握、指示語の具体的内容(2問) 8
4.漢字・話し合い 漢字の読み書き、内容把握、表現把握、敬語、文法 24
5.作文 課題作文(160~200字) 20
過去3年の出題内容
分野 出題内容 16 17 18
国語の知識 漢字
文法
言語知識
現代文の読解 論理的文章
随筆
物語・小説
読解力・表現力 話し合い
資料の読み取り
韻文
短歌・俳句
古典 古文
漢文
作文 課題作文
資料作文
条件付き作文
読後作文
放送問題

理科

どの単元が出題されても対応できる準備を!

例年、全体の構成は大問が5つで、小問集合1つ、物理・化学・生物・地学分野から1つずつ出題されている。出題形式は、記号選択、語句記述、作図、計算、短文記述など様々でバランスが良い。典型的な問題が多いため解答しやすく、時間に余裕はあるだろう。

大問1は小問集合で、物理・化学・生物・地学分野から1単元ずつ基本的な内容の確認が出される。解答を導くために計算が必要なものもあるが、教科書にある公式を使ったレベルなので確実に得点しておきたい。

大問2~5は4分野から1つずつの出題となっている。どの大問も1つか2つの単元に集中した出題が多く、出題単元は年度により大きく異なる。そのため、どの単元から出題されても対応できるように、苦手な単元はなくす対策をしておきたい。

出題形式のバリエーションが豊富なため、重要語句が書けるだけではなく、様々な形式の問題に取り組む必要があるが、短文記述・作図の問題でも、典型的なものが多いので、教科書の内容や授業で伝えられたポイントをしっかり把握しておけば対応できる。

平成30年度の問題構成(50分・100点満点)
項目 内容 配点
1.小問集合 植物の細胞、顕微鏡、多細胞生物、プレートとその動き、電磁誘導、電力、電圧と電流、吸熱反応、液体の性質、分子のモデル図 36
2.生物の成長とふえ方 受粉、染色体、無性生殖とその利点、いもにふくまれるデンプン 16
3.運動とエネルギー、光の性質 移動距離と時間、小球にはたらく力の向き、運動エネルギー、実像のようす、光の道すじ、像ができるスクリーンの動かし方 16
4.電気分解 水素イオン、塩素が発生した電極、化学反応式、濃度の変化、水溶液の質量の減少 16
5.大気中の水、太陽の動き 金属製のコップを用いる理由、飽和水蒸気量、条件のちがい、天体の1日の動き、南中時刻 16
過去3年の出題内容
分野 出題内容 16 17 18
物理 光・音の性質
力の性質
電流回路
電力・発熱量
磁界・電磁誘導
物体の運動
仕事とエネルギー
化学 気体の性質
水溶液の性質
状態変化
物質の性質
化合・分解
酸化・還元
質量保存・質量比
電気分解・化学電池とイオン
酸・アルカリ・中和
生物 植物のつくりとはたらき
動物の分類
ヒトの体(消化・吸収)
ヒトの体(血液循環)
ヒトの体(排出・刺激と反応)
生物の成長とふえ方
生物のつながり
地学 火山と地層
地震のしくみ
気象観測・大気中の水
天気の変化
太陽・星座の動き
月・惑星の動き
作図問題

社会

融合問題が多いので、分野をまたいだ学習を急ぐ必要がある!

小問数は30の年度が続いており、50分の試験時間であることから見直しまでを含めた時間の使い方には余裕があるだろう。ただし、論述問題が各大問に1題ずつ出題されているので、ここでどれだけの時間が割けるかということについては考えておきたい。

地理的内容では、大問1題で世界地理・日本地理のいずれか、または、両方が出題されている。地域・地方を区切った出題が主なので、対策は立てやすいが、他の分野との融合問題においても地理的内容は出題されているので、幅の広い知識を必要とされていることには注意が必要。歴史的内容は、大問1題で出題されることがある。時代は区切られているものもあれば、通史的なテーマに基づく出題もある。さらに、地理と同様に他の分野との融合問題も出題されていることが特徴的。公民的内容では、大問1題で憲法や人権、政治のしくみなどについて問われている。経済・国際の各分野については、融合問題として地理や歴史の内容とともに出題される傾向にある。

融合問題は一定のテーマに基づく出題となっていることが多く、各分野の学習を終えただけでは対応しきれないような内容になっている。また、融合される分野も地理・歴史・公民の中から様々な組み合わせが使われているので、次年度の予想は立てにくい。自分でテーマを設定することは難しいので、他県の公立高の入試問題を参考にするなどして問題演習で実力を高めていく努力をしておこう。

平成30年度の問題構成(50分・100点満点)
項目 内容 配点
1.地理(世界・地域別) 南アメリカ州の農業(選択5題、論述1題) 20
2.公民(総合) 基本的人権と社会保障(記述2題、選択3題、論述1題) 20
3.日本史(古代~近世) 年表で見る近世までの歴史(記述3題、選択2題、論述1題) 20
4.地理(日本・全域) 日本の工業(記述1題、選択4題、論述1題) 20
5.融合問題(地理・公民) 日本のものづくり(記述4題、選択1題、論述1題) 20
過去3年の出題内容
分野 出題内容 16 17 18
地理 地球のすがたと人々の暮らし
世界の諸地域(アジア・オセアニア)
世界の諸地域(ヨーロッパ・アフリカ)
世界の諸地域(南北アメリカ)
日本のすがたと産業
世界と日本のつながり
日本の諸地域(九州・中国・四国地方)
日本の諸地域(近畿・中部地方)
日本の諸地域(関東・東北・北海道地方)
地理総合問題
歴史 原始・古代(大和時代まで)
古代~中世(奈良時代~平安時代)
中世(鎌倉時代~室町時代)
近世(大航海時代~鎖国まで)
近世(江戸幕府の発展)
近代(開国~明治維新)
近代(明治時代)
近代(大正時代)
近代(昭和時代〈第二次世界大戦まで〉)
現代(昭和・平成時代〈戦後〉)
歴史総合問題
公民 現代社会と人権・憲法
政治のしくみ
経済のしくみ
国際社会
公民総合問題
融合 融合問題(地理・歴史)
融合問題(地理・公民)
融合問題(歴史・公民)
融合問題(地理・歴史・公民)