サッカー部の部長です。どうしたら信頼されるリーダーになれますか?【オリラジ中田の参考書じゃなくオレに聞け!】

オリエンタルラジオ中田敦彦 参考書じゃなくオレに聞け!

受験生は勉強に集中しなくちゃいけないのはわかっている。けど、自然と恋することだってあるし、友達とケンカすることだってある。そんな受験中の「誰かに相談しにくい悩み」をアノ先輩が答えてくれる!

Question
イメージイラスト サッカー部の部長です。部活の部員にLINEの返事は必ずしろと言っていますが、なかなか徹底されません。どうしたら信頼されるリーダーになれますか? (カズ・男・高校2年生)

Answer

LINEの返事は必ずしもしなくていい!

オリエンタルラジオ中田敦彦さん

100%の返信を徹底するのはとても難しい

イメージイラスト2
誰しも、いつもストイックに物事をこなすことは難しい。返信が遅れても部員には、「出来る範囲でやっていこう」と伝えてあげよう。

まず、この質問をした彼は非常に将来有望だね。普通は社会人になって部下を管理する立場になって初めて直面する悩みなんだよ。高校2年生で、すでに人を動かすことについて悩んでいるというのは有望な証拠!

その上で、この質問の面白いところがLINEの返事を必ずすることが信頼されるリーダーになると思っていることだ。部員から100%の返事があれば、必ず信頼されるリーダーなのかといえばそうとは限らない。まず、「LINEの返事を必ずする」ことと「信頼されるリーダーになる」ことは別だと考えてみよう。

オレも仕事でたくさんの人と連絡をとっている。以前は「返事は必ずしろ」と徹底したこともあったんだけど、そうしたらお互いがストレスになってしまったんだよね。だから部長としてやらなきゃいけないのは、「LINEの返事は必ずしもしなくていい」というルールを浸透させることなんだ。出来る限りでいいです、と。

ただし、毎回返信しなくていい代わりに、重要な内容に関しては部長自らが返事を確認しよう。面倒くさいけど、「連絡したあの件はどうなっている?」とか、「この前のLINEの返信がなかったけど忙しいのか? 大丈夫?」と声をかけて催促する作業が大事だと思うんだ。

ミスが起きたときに責任をとれれば真のリーダー

オリラジ中田さんインタビュー
「優秀なプレイヤーが必ずしも優秀なリーダーになれるかと言えば、そうとは限らない。『俺についてこい!』というワンマンタイプは真のリーダーには敵わないよね」と語る中田さん

それから、チームで何かをやるときは必ずミスが出てくるもの。そしてそのミスが起きたときこそリーダーとしての資質が問われるんだ。誰かのミスでチームが失敗したら、「お前のせいで!」ってやっぱり言いたくなってしまうもの。ところが、真の信頼されるリーダーは「責任は僕にあります」と手を挙げられる人なんだよ。

例えばオレの場合、公表されていたチケットの発売方法と実際の販売方法が違ったとしよう。そうしたら、誰のせいとも言わずに「多大な迷惑をお掛けしてすみませんでした」と謝る。自分が謝ることこそがリーダーの役割。オレも、これが出来たら素晴らしいリーダーになれると最近自分に言い聞かせているんだけどね。

大事な連絡は責任を持って返信を促して、ミスが起きた場合には部長である自分が責任をとる。これが出来たら完璧。高校生で出来るようになれば、もはや負け知らず。どこへ行っても胸を張れるリーダーになれるよ。

まとめ

LINEは重要な内容のみ、返事を催促。
ミスが起きたときは部長である自分が責任をとれれば、信頼される真のリーダーだ!

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